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上海総合株価指数は、8月2日に前日比2%下落の2768ポイントで終わったが、3日も続落して2744ポイント(下落率1%)で引けた。米中貿易戦争の影響を懸念したもの。

 

『ブルームバーグ』(8月3日付)は、次のように伝えた。

 

「ブルームバーグの集計データによると、中国株は2日の下落で時価総額が6兆900億ドル(約680兆円)に目減りした。これに対して日本株は6兆1700億ドル。世界最大の株式市場は米国で、時価総額は31兆ドルをやや上回る水準だ。中国株式市場の時価総額は2014年終盤に日本を抜き、世界2位に浮上。15年6月には10兆ドル超の過去最高を記録した。上海総合指数は年初来で16%余り下落し、世界の主要株価指数でもパフォーマンスの悪さが目立つ。人民元は対ドルで5.3%下げている。米国との貿易摩擦や政府主導の債務削減の取り組み、景気鈍化が打撃となった」

 

2015年6月に、中国の時価総額は10兆ドル超の過去最高を記録したが、その後は下落基調に転じて、8月2日には6兆900億ドルへ下落。日本の6兆1700億ドルを下回った。日本の世界2位浮上は4年ぶりだ。日中経済の勢いの差が株価に現れている。