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新疆ウイグル族の130万人が、理由もなく特別施設に拘束されている。衛星写真によって、収容施設の一部と見られる建物が特定された。130万人もの人々の自由を奪うことが許されるはずもないが、共産党政権安泰のためなら何でもやる。恐ろしい政治集団である。

 

米国には、「人権の包括的責任に関するマグニツキー法」という、人権侵害の疑いのある人物に制裁を科すことを許可する法律があるという。米議員はトランプ政権に対して、中国新疆ウイグル自治区における中国政府の人権弾圧を止めさせるべく、中国に制裁を科すよう求めた。

 

マルコ・ルビオ上院議員(共和、フロリダ)ら17名の与野党議員が8月29日、マイク・ポンペオ国務長官、スティーブン・ムニューシン財務長官宛てに書簡を送付した。書簡では、拘束に関与した新疆の共産党トップなど中国当局者7人と、監視機器を製造した2社に対し、渡航禁止や金融制裁を加えるようトランプ政権に求めている。以上は、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(8月30日付)が伝えた。

 

『大紀元』(9月11日付)は、「ウイグル弾圧で中国に制裁を、米議員がトランプ政権に要求」

 

(1)「米主要紙『ニューヨークタイムズ』は98日の一面記事で、新疆における人権侵害を取り上げ、米国社会ではこの問題に対する関心が高まっている。同記事のなかで、住民の一人は『施設は決して過激派一掃の目的ではなく、ウイグル文化を消去するためにある』と語っている。カナダのブリティッシュコロンビア大学ロースクールに通う中国人留学生ショーン・ジャン氏は、衛星写真分析で、新疆における再教育施設とみられる40以上の建物の分析写真を自身のホームページに掲載している」

 

米国では、中国がウイグル族を弾圧している事実に関心が集まっている。「ウイグル文化を消すのが目的」と指摘しているが、その通りであろう。「満州族」(清朝の出身)も次第に漢族の中に消し去ることを巧みにやっている。他民族文化の尊重などと美辞麗句を並べているが、真っ赤な噓である。「漢族」だけを残して、未来の民族紛争の予防線を張っている。

 

(2)「人権監視団ヒューマンライツウォッチ(HRW)は9日、中国政府による新疆における人権弾圧と取り締まりについて、調査報告書を発表した。58人のウイグル民族から聞き取り調査を行い、117ページにまとめた。現地では130万人以上が秘密裏の集中管理施設に収容されているという。HRW中国代表ソフィー・リチャードソン氏によると、中国政府による人権侵害はこの10年で最悪レベルだと指摘する。『国連および加盟国は、中国に対して制裁を科すことができるかどうか試されている』と述べた」

 

他民族の人権弾圧の狙いは、「民族浄化」という恐ろしいことを企んでいると見られる。中国4000年の歴史において、漢族が他民族の支配にあった時代は、元(蒙古族)と清(満州族)の時代だ。将来、これを繰り返さぬように、今から「邪魔者は消せ」という暴力団まがいの手法を使っている。この延長線上に、世界覇権という構想ができあがっているのだろう。悪い芽は、早く摘まねばならない。