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目次

文在寅氏は政治家向きでない

大統領府に元学生運動家終結

労働貴族を生んだ「主体思想」

最賃大幅引き上げはどうなる

反企業主義が韓国の落日招く

北朝鮮支援で国内景気を犠牲

 

韓国第19代大統領の文在寅(ムン・ジェイン)氏は、1953年1月24日生まれの65歳です。両親が、朝鮮戦争の際に北朝鮮から韓国へ逃れてきました。先祖は北朝鮮の地に眠っています。こういう経歴が、文氏の政治行動に大きく影響を与えていると思います。南北統一が、最大の政治目標になっていることは疑いないでしょう。

 

文氏は、社会派弁護士として活躍しました。絶えず、社会の底辺で陽の当らない人たちの立場で、弱者を支援する弁護活動をしてきました。このことが示すように、「義憤」という感情が文氏を支配してきたように感じるのです。これが、大統領になって「最低賃金の大幅引き上げ」という政策として登場した背景でしょう。

 

文在寅氏は政治家向きでない

以上の二点が、文大統領の政治行動のバックボーンになっていると見て間違いないでしょう。人間誰しも、身近な経験から社会全体の動きを眺めています。この狭い限られた経験から、自らを大きく解き放つには、一段の努力が必要です。残念ながら、文大統領にはそれが感じられないのです。(つづく)