訪日観光客の1位は中国人である。1月1日から入国ビザの発給条件が緩和される。これにより、一段と訪日観光客の増加に拍車がかかる気配だ。日本が、中国における海外旅行最大の人気国になっている。2月の春節(旧正月)海外旅行の予約は、日本が断トツの1位という。

 

この背景には、日本への距離の短さ・清潔さ・礼儀正しさ、などが「目から鱗が落ちる」という強烈な印象を残している。同じアジア人で、どうして中国と日本はこれだけ違うのか。そういう深い疑問に突き当たっているようだ。その答えを探す旅でもある。

 

『レコードチャイナ』(12月30日付)は、「訪日中国人旅行客数が800万人突破、80・90年代生まれが中心に」と題する記事を掲載した。

 

華字紙『中文導報 電子版』(12月26日付)はこのほど、同紙編集部が選出した『2018年日中関係10大ニュース」を伝えた。その一つとして、『訪日中国人旅行客数が800万人突破、8090年代生まれが中心に』と題する特集をした。

(1)「2018年の訪日中国人旅行客数は800万人を超える見通しで、中国は4年連続で日本への最大の観光客供給源となる。オンライン旅行大手の携程、配車大手の滴滴出行、観光宿泊施設紹介サイトの途家など中国の旅行関連企業が相次いで日本での展開を加速させ、新たな機会をもたらしている。携程はリポートで『2018年の訪日中国人観光客は800万人を超え、記録更新の見通し』と伝えた」

 

訪日中国人観光客が、4年連続で1位になっていることから、中国の旅行関連業者が積極的に日本での営業を展開している。次の3社である。

オンライン旅行大手の携程、

配車大手の滴滴出行、

観光宿泊施設紹介サイトの途家

 

これら業者が、中国人観光客を日本へ誘導する好循環が起っていると見られる。一度、こういうビジネス環境ができると、自然に増えていく面もある。「1対8の原則」によれば、日本人1人当たりの年間消費額は、8人の外国人旅行客の消費額に匹敵するという。中国人800万人の日本での消費額は日本人100万人の年間消費額になる計算だ。日本で「100万人都市」が出現するような経済効果が期待できる。

(2)「中国人の訪日を促すため、日本はさまざまな政策を整備している。中国の若い世代は現在、旅行における主要なユーザーグループであるだけでなく、訪日旅行の主力でもある。携程の統計によると、今年催行された日本ツアーへの参加者のうち、80・90年代が占める割合は44%に達しており、19年は50%を超えると予想されている」。

 

80・90年代生まれの中国人は、従来の中国人の価値観とは大きく異なる。一人っ子政策で、6人の父母・祖父母に大切に育てられた世代だ。モノへのこだわりが少なく、旅行を好むという大きな特色がある。収入の半分を旅行に使うという人も珍しくなく、リピーターになる可能性が大きい層だ。現在の「日本ブーム」は、多分にリピーターがリードしている面もあるように見える。日本にとっては、大切な客層である。

 

メルマガ15号 「貿易戦争で疲弊する中国、改革派が追い詰める習近平」が『マネーボイス』で紹介されました。

まぐまぐの『マネーボイス』で抜粋が紹介されています。どうぞお読みくださるようお願い申し上げます。

https://www.mag2.com/p/money/612755