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フジテレビが124日夕方に放送した「プライムニュースイブニング」(PRIME news evening)内で紹介された「韓国人の交渉術」が「差別的ではないか」として、批判の声が上がっている。ヘイトスピーチに当たるという指摘もあるという。

 

この記事を見て、日本は韓国に比べて何と公平な国かと感心した。韓国では、少しでも日本を褒めるような言動をすると、テレビの名物司会者でもその職を追われ、挙げ句の果てに謝罪させられるという国だ。フジテレビの放送では、韓国批判を煽動したものではない。一種の韓国文化論である。日本では、ここまで神経を使っているのだから、韓国も「反日」を控えるべきだと思う。

 

『Buzz Feed』(1月25日付)は、「フジテレビが放送した『韓国人の交渉術』差別的との指摘相次ぎ真摯に受け止める」と題する記事を掲載した。

 

(1)「番組では、日韓間で軋轢が広がっている「レーダー照射」をめぐる内容を放送。韓国側が『自衛隊機の低空飛行』とする画像を公開し、日本側が否定している現状などを伝える中で、『日韓関係についてはうんざりしている人もいると思う』(メインキャスター・反町理氏)として、以下のようなフリップが紹介された。産経新聞ソウル駐在の黒田勝弘記者による『韓国人の交渉術』だ。次の3つのポイントが記されている。
.強い言葉で相手を威圧する

.周囲にアピールして理解者を増やす

.論点ずらして優位につく」

 

上記の3点について、文化論として見れば何ら問題はない。韓国メディアを毎日読んでいる私の立場から言えば、日本に対して大変な侮辱の言葉を投げかけているのが現実だ。だからと言って、日本も対抗せよとは言わないが、先ず、韓国の反日の言動を知るべきだ。そうすれば、黒田勝弘記者の分類は納得できるであろう。

 

売り言葉に買い言葉といわれるように、一方だけが悪いわけではない。韓国の70年以上にわたる「反日」が、日本社会にアレルギーを起こしている。日韓基本条約で双方が納得して、日本は無償・有償で11億ドル以上の援助をした。韓国大法院は、「経済協力金」名目で「賠償金」でないから個人請求権は永遠に存続するという判決を下した。日本の抗議は許されないのだろうか。日本を「戦犯国」と呼ぶ韓国メディアに対して、甘受せよと言うのだろうか。

 

 

(2)「反町氏はこう続ける。『韓国人の行動パターン、これが国にも当てはまるとは限りませんが、黒田さんは、たとえばレーダー照射に関して言えば、韓国政府は自衛隊機の低空での威嚇飛行を新たにポイントとして出すことによって論点をずらし、韓国国内ではいまやレーダーの話は消えたと、この3番目の戦術に当たるという風にしているんですね。『韓国人』と国民を一括りしたこうした報道に対しては、偏見を煽っていたり、差別的だったりするという批判がネット上で相次いでいる。ヘイトスピーチ問題に取り組む東京大学大学院特任助教の明戸隆浩さんはBuzzFeed Newsの取材に対し、『偏見をもたらす差別的な言動で、その集団に対する名誉を毀損しています』と指摘する』

名誉毀損は、特定の個人の名誉を侵害した場合に成立するものだ。韓国で大学教授が慰安婦を対象とした学術書が名誉毀損で訴えられた。学術書だから個人名は登場しない。裁判では、名誉毀損の規定が激しく争われた。韓国の法律では、特定個人の名誉を毀損した場合と書かれている。韓国裁判所は、この法規定を無視して有罪判決を下した。日本でも、この裁判で言論の自由封殺として抗議書が送られた。

 

韓国では、慰安婦=批判すべからざる対象となっている。これに批判的な言動を加えれば、たちどころに逮捕・投獄という国である。こういう状態が正常であろうか。「反日無罪」という韓国こそ批判されるべきである。感情論でなく論理的に意見交換することだ。