a0001_000268_m
   

米国は、日韓軍部の対立でいよいよ仲介の労に立つ気配である。韓国国防長官の超強気をなだめるために、韓国外交部の北米局長を在日国連軍司令部が招待するからだ。

 

韓国外交部のキム・テジン北米局長が30~31日、国連軍司令部の招請で日本を訪問するという。韓国外交部によると、国連軍司令部が招請したのは約1カ月前で、日韓間でのレーダー問題および哨戒機葛藤が浮上してからである。これは、米国の積極的な介入の意図と見られているという。キム局長の訪日には、在韓国の国連軍司令部マーク・ジレット参謀長も同行する。

 

今回のキム局長の訪日を契機に、日米韓3ヶ国接触の可能性も提起されているという。キム局長は、ハリー・ハリス駐韓米国大使が28日、非公開で康京和(カン・ギョンファ)外交部長官に会った時も同席した。キム局長は、訪日期間中に日本外務省のカウンターパートである鈴木量博北米局長に会う計画であることが分かった。 以上は、『中央日報』(1月29日付)が、伝えたもの。

 

韓国外交部の北米局長が訪日する裏では、ハリー・ハリス駐韓米国大使が28日突然、外交部長官と国防部長官と極秘会見し、慌ただしい動きを見せている。会見内容は一切、発表されていないが、日韓の軍部対立解消であることは明らかだ。米国としても、日韓の対立が尾を引くことは好ましくなく、幕引きに動いていると見られる。

 

『中央日報』(1月30日付)は、「韓国外交部北米局長、国連軍司令部の招待で訪日、哨戒機葛藤めぐり協議も?」と題する記事を掲載した。

 

(1)「魯圭悳(ノ・ギュドク)外交部報道官は29日の定例記者会見で「金泰珍北米局長は国連軍司令部側の招待を受けて30~31日に在日国連軍司令部後方基地を訪問して基地視察と国連軍司令部駐日米軍関係者との面談などを実施する予定」と明らかにした。金局長は横田空軍基地(東京都)と横須賀海軍基地(神奈川県)を訪問する。日程には国連軍司令部のマーク・ジレット参謀長が同行する。また、日本側北米局長との会談も準備しているという」

在日国連軍司令部が、なぜ韓国外交部北米局長を招待して、横田空軍基地(東京都)と横須賀海軍基地(神奈川県)を訪問させるのか。在日米軍基地が、韓国防衛のために24時間体制で朝鮮半島を監視している実態を知らせることにある。在日米軍は、韓国メディアにも積極的に前記の両基地を取材させている。日本が、韓国防衛にどれだけ協力しているか、その実態について基地を見せて理解させる目的である。

 

百聞は一見にしかずである。朝鮮日報の記事でもそれが窺える。日本の優秀なエンジンアが、米軍艦船の完璧なまでの補修を行なっている、と米軍関係者が韓国メディアに説明した。


(2)「これに先立ち、ハリー・ハリス駐韓米国大使が鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会って韓日間の哨戒機問題について議論したことが分かった。このため、今回の金局長の在日国連軍司令部後方基地の訪問を契機に、米国の仲裁で韓日米が哨戒機問題について意見交換をするのではないかとの見方もある。一方、韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は28日の定例記者会見で、韓日哨戒機葛藤問題に関連して、『米国が関心を寄せる部分があれば一緒に考慮するのもよい事案』と述べた」

 

韓国の北米局長は、駐韓米国大使を仲介役にした韓国内の意見を持って日本訪問をしていると見られる。日本の関係者とも会見することは確実で、何らかの意見の摺り合わせが始っていると見られる。