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中国の春節(旧正月)は、2月4日~10日まで1週間の大型連休である。過去最高の700万人が海外を訪れる見通しで、渡航先で日本は人気2位という。大変な数の中国人旅行客が、日本列島を訪れる計算だ。

 

中国は、17年の訪日観光客の1人当たり旅行支出で首位であった。18年は4位へ後退したが、それでも25万円弱の支出である。18年の中国人訪日客数は、838万人で首位。中国人が日本で消費した金額は、総額1兆2570万円にも上る。大変な額だ。海外旅行者8人分が、日本人1人分の年間消費額に匹敵するという「仮説」がある。これを当てはめると、中国人観光客のもたらす消費額は、日本の100万都市の年間消費に匹敵する計算だ。

 

『レコードチャイナ』(2月3日付)は、「春節到来で日本に商機、各地で中国人旅行客の受け入れ準備進む」と題する記事を掲載した。

 

『人民網』(2月2日付)は、春節(旧正月)の長期休暇を迎える中国に合わせ、日本でも中国人観光客の受け入れ準備が進んでいると伝えた。


(1)「記事は、『大阪の最もにぎやかな商店街の店には、レジや店の入り口に『春節快楽』『新春快楽』などの表示が掛けられている』と紹介。ドラッグストアでカゴいっぱいに買い物をしていた中国四川省から来たという中年夫婦の話として、『もうすぐ春節だ。日本の健康食品はお得だと聞いたので、うちの年寄りのために買ってあげて孝行でもしようと思う』と伝えた。その上で、『春節の長期休暇に伴い、訪日中国人の流れがピ再びークを迎えつつある』と紹介。統計によると、18年の訪日外国人は3119万1900人だったが、このうち中国人が最も多く、前年比で13.9%増となる838万人に達したことを指摘した

 

外国人にとって、大阪の人気が高いという。気さくな雰囲気を気に入っているのであろう。その意味では、中国人と大阪は気性がすこぶる合いそうである。「春節快楽」「新春快楽」などとすぐに貼るあたり、大阪商法の凄さである。「儲かりまっか」精神で奮闘していただきたい。

 

(2)「そのため、『日本の商店では、早くから春節を新たな商戦期と定め、このチャンスを逃すまいとしている。中国人客に対して新たな販促キャンペーンを展開しており、これには、中国で人気のマスクとお菓子をセットにして『福』の字を貼り付けて春節の雰囲気を出したり、免税カウンターを増やしたり、店の入り口に中国人従業員を配置して旅行客を呼び込むことなどがある』と紹介した。また、中国人旅行客の消費を促すため、より便利なサービスも提供していると紹介。『日本の多くの店が、積極的にWeChatPayAlipayを導入している。夜10時を回っても、大阪の商店街では多くの店がまだ営業しており、免税カウンターの前では多くの中国人観光客がスマホで支払いをしている』と伝えた」

 

大阪万博は、2025年開催である。世界中から観光客が集まるはず。大阪商店街が、その前哨戦として今年の春節で貴重な経験を積むことは貴重な経験になる。そのノウハウを、日本全国の商店街に伝え、外国人旅行者へのビジネス・モデルにして貰いたい。世界中から観光客が来てくれることはありがたいことだ。日本の「オ・モ・テ・ナ・シ」精神を存分に発揮すれば、それが新産業に育だってくれるだろう。