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韓国大統領府は、元学生運動家上がりが秘書官の6割を占めている。学生運動の気分のままで「反日政策」をこれでもか、これでもかと繰り出してくるが、韓国民間はいたってクールである。輸入車市場で日本車が好調な売れ行きを示している。後3年待てば、反日の革新政権が変るかも知れない。ここは、「敵失」を待つのみだ。

 

『レコードチャイナ』(2月9日付)は、「日韓関係悪化なんて怖くない!? 韓国輸入車市場で日本車の売り上げ好調」と題する記事を掲載した。

 

韓国『ニューシス』(2月8日付)は、「日韓の外交上の対立にもかかわらず、韓国で年明けからトヨタ・レクサスの売り上げが絶好調だ」と報じた。

(1)「記事によると、韓国輸入自動車協会(KAIDA)は日、今年1月の輸入車市場について『新規登録台数は昨年同月比13.7%減、昨年12月比11%減の18198台だった』と発表した。ベンツとBMWはそれぞれ5796台と27266台を販売し、輸入車市場1位、2位の座を守ったものの、昨年同月比で22.8%、49.6%減少した。一方、レクサスとトヨタはそれぞれ24.0%増、12.8%増の1533台と1047台を記録して3位、4位に入った。5位のフォードは14.5%減の861台だった」

 

トヨタは、中国でも健闘している。各社が軒並み販売台数でマイナスに転じている中で二桁の増加である。韓国では、レクサスとトヨタの1月販売台数は、前年比それぞれ24.0%増、12.8%増になった。中韓ともにトヨタが伸びている理由は、「販売台数世界一」競争に関わらない、無理しない販売戦略がユーザーから信頼を得ているのかも知れない。


(2)「国別に見ると、欧州メーカーが1万2636台で全体の69.4%を占める圧倒的な強さをみせたが、昨年1月と比べると24%減少したという。これは、ドイツメーカーの販売が26.3%減少した影響が大きいとみられている。一方、日本車のシェア率は14.3%から20.6%に増加したという」

 

欧州車には、なんとなく「王者」としての雰囲気を感じる。世界で最初に車をつくった誇りがある。車づくりには、そういうゆとりが現れるのだろうか。

 

(3)「これに、韓国のネットユーザーからは「愛国心はないの?」「なぜ?日本で韓国車は全く売れないのに」と疑問の声が上がっている。ただ、多くのユーザーは日本車人気に納得のようで「確かに日本車はしっかりしている」「命にかかわる問題を感情で決めたりしない」「工業製品は品質やコスパが大事。お金があれば僕もレクサスに乗りたい」「日韓関係悪化に影響されないだけの質を備えているから。韓国メーカーもしっかりしてほしい」「今のような時期に日本製品を買わないという選択ができればいいんだけど、まだ韓国製品の質は日本製品に及ばない」との声が見られた」

 

日本車は、日韓関係悪化に影響されないだけの質を備えている、という韓国ユーザーの指摘は、韓国大統領府には、耳が痛い話であろう。この所の相次ぐ「反日政策」には、驚かされるが、明らかに「報復意図」を秘めている。「人を呪わば穴二つ」という諺がある。文政権は、韓国経済急落で責任を問われる事態にならぬよう、足下に注意すべきだ。