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中国人は、平気で悪態をつくから驚く。ファーウェイ(華為技術)の輪番制会長の一人が米政府を非難してこう言ったのだ。「米政府の態度は負け犬のようだ。我々とまともに競合できないから、ファーウェイを中傷している」。ビジネスマンが、こういう悪口雑言を言うべきでない。必ず、後から仇を討たれるからだ。この点で、韓国人と中国人はよく似た存在だ。

 

米国政府は、ファーウェイ製品がスパイ活動に悪用されると警戒を呼びかけている。日本では、政府が「5G」でファーウェイ製品について導入に否定的態度を取った途端に、プロバイダーがファーウェイ製品の引き上げをユーザーに連絡するほど敏感に反応する。こういう状況で、あえて米国に悪態をついてもファーウェイ製品の売り上げにプラスはないことを知るべきだろう。

 

『日本経済新聞』(3月30日付け)は、「ファーウェイ、2位転落、米の排除響く」と題する記事を掲載した。

 

2018年の携帯通信インフラの世界シェアで中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が2位に順位を落とし、スウェーデンのエリクソンが2年ぶりに首位を奪還したことがわかった。次世代通信規格「5G」に限ると、ファーウェイは4位だった。トランプ米政権によるファーウェイ製品の排除が通信インフラ市場の勢力図にも影響を及ぼし始めた。

 


(1)「英調査会社IHSマークイットがまとめた18年の基地局などの売上高シェアで、エリクソンが29.0%17年比2.4ポイント上昇する一方、ファーウェイは26.0%と同1.9ポイント低下した。ファーウェイのシェア低下について、IHSマークイットは「貿易戦争の影響で一部新規購入を控えた国があった」と分析する。現行の「4G」から5Gへの移行期という要因も重なり、世界全体の市場規模は305億ドル(約34千億円)と17年比18%縮小した

 

ファーウェイ製品の基地局売上高シェアが低下した。18年は2位で、前年の1位から後退したもの。世界の覇権国である米国が、名指しでファーウェイを非難している以上、後に問題が発覚した際に、担当者は責任を問われかねないのだ。そんな、危ない橋を渡る人が減ってきた証拠であろう。

 

(2)「地域別にみると、北米ではエリクソンが68%と圧倒的なシェアを占める半面、ファーウェイは6%にとどまった。一方、ファーウェイは欧州・中東・アフリカで40%、アジア太平洋で30%と、17年よりそれぞれ2ポイントシェアを拡大した。『ファーウェイは(米国による排除活動の)影響のない地域で販売を強化したため、シェアの下落は小幅にとどまった』(IHSマークイット)。5G通信機器の推定出荷台数シェアでは、エリクソンが24%でトップ。サムスン電子(21%)、ノキア(20%)が続き、ファーウェイ(17%)は4位だった。ファーウェイは5G関連の特許出願件数では先行したが、米国が5Gを標的にファーウェイを排除したことがビジネスに影響を及ぼしているとみられる」

 

5G通信機器の推定出荷台数シェアでは、エリクソンが24%でトップ。サムスン電子(21%)、ノキア(20%)が続き、ファーウェイ(17%)は4位だった。ファーウェイが4位であることは、米国政府のファーウェイ製品警戒論が相当響いているものと見られる。こういう状況を見ると、ファーウェイが米国に悪態をつくのは逆効果になる。

 


『大紀元』(3月30日付け)は、「
英政府報告書、ファーウェイ製品に新たな重大技術問題」と題する記事を掲載した。

 

英情報機関傘下の諮問機関が28日発表した調査報告書で、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が以前から指摘されていたセキュリティ上の欠陥を修正する意思がないと指摘し、「新たに技術上の重大な問題が見つかった」とした。

 

(3)「ロイター通信28日付によると、英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)が調査報告書をまとめた。報告書は、ファーウェイは2012年、セキュリティ上の欠陥について改善を約束したにもかかわらず、実際には「目に見える改善がなかった」と批判したCSCは、英諜報機関である政府通信本部(GCHQ)の高官などによって構成されている」

 

同報告書では、ファーウェイはネット上の安全を最優先課題にしていないとの見方を示した。ファーウェイ製品のセキュリティ上の欠陥は、そのソフト・エンジニアリング能力の低さが原因だと指摘した。ファーウェイにとっては、痛いところを突かれている。


メルマガ37号 「文在寅の大誤算、日本企業『資産差し押え』は韓国衰退の引き金」が、下記の『マネー・ボイス』で紹介されました。ご覧下さい。

https://www.mag2.com/p/money/652352