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シンガポールで開催のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で6月1日、日韓両国の国防相会談が行なわれた。事前報道では、日本が日韓国防相会談を断るとされていたが、案の定、韓国に利用される形の会談となった。韓国報道では、日本が昨年末の海上自衛隊哨戒機に問題があったにも関わらず謝罪しなかった、としている。日本側報道によれば、「日本が韓国に対して事実を認めるように要求したが、韓国が応じなかった」としている。

 

日本は、やっぱり会談に応じるべきでなかった。こういう何でも悪用する韓国と会談すると、すべて歪曲報道されるのだ。この伝でいけば、なんら解決策に寄与しない日韓首脳会談には応じるべきでない。利用されるだけだ。そういう実感を強める。

 

『中央日報』(6月1日付)は、「哨戒機問題後初の韓日国防相会談、日本は謝罪の代わりに不満だけ話す」と題する記事を掲載した。

 

 国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官と日本の岩屋毅防衛相は1日午後に会談し、40分にわたり意見を交わした。これはシャングリラ対話の通常の2国間会談と違い、冷え込んだ両国間の国防協力を正常化するのに意義を持つ席だった。昨年12月の哨戒機問題の余波で両国の国防相会談は昨年10月の拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)を最後に開かれていなかった。

 

(1)「鄭長官はこの日会談を終えた後に記者らと会い、「日本の防衛相とともに韓日国防協力と関連して良い話を交わした。哨戒機近接威嚇飛行に関連しても虚心坦壊に率直な意見を交わした」と話した。その上で「今後両国が緊密に協力し、こうしたことが再発しないよう発展させていこうということで一致した」と説明した」

 

韓国が、哨戒機の近接威嚇飛行はねつ造である。鄭長官が一番よく知っているはずだ。鄭長官は二度も自衛隊幹部学校へ留学している。その際、日本の哨戒機活動が国際ルールに則っていることを百も承知のはずだ。だから、前記の記者への回答を見れば、そういうニュアンスが感じられるであろう。

 

(2)「この日の会談で鄭長官は、岩屋防衛相に韓国艦艇の射撃統制レーダー(追跡レーダーまたは、日本式火器管制レーダー)照射は明白な事実無根であることを説明した後、日本の哨戒機の飛行に対し国際法の順守を強調した。問題の本質が日本の哨戒機の近接威嚇飛行形態にあるという理由からだ。 鄭長官は引き続き「韓国と日本は隣り合う友好国として国際社会で起きるあらゆることに対して緊密に協力し共助する必要がある。協力して発展させていこうということでも意見が一致した」と話した」

下線を引いた部分は、噓であろう。日韓関係悪化を背景にした感情的な反発で、レーダー照射したことは十分に想像できる。韓国人は、「感情8割、理性2割」という過剰な感情移入する民族故に、カットなってやったに相違ない。冷静になってみて取り返しの付かないことに気づき「噓八百」を言い連ねているのであろう。日本側の証拠を平然として否定する姿に寒気を感じるのだ。

 

(3)「だが両国の信頼は完全に回復していないという解釈が支配的だ。日本が依然として哨戒機問題に対し責任はないという主張を繰り返しているためだ。岩屋防衛相はこの日の会談後に記者らと会い、「レーダー照射事案に対する日本の立場は昨年1月の最終の立場そのまま。真実はひとつしかない」と話した。当時日本は「危険な飛行はなく、むしろ哨戒機が威嚇を受けた」と主張した」

韓国国防省が、韓国メディアにこのような記事を書かせるほど、入念に洗脳を行ったというほかない。その理由を列記しよう。

 

    海上自衛隊哨戒機は過去、哨戒活動において他国から苦情を持ち込まれたことはない。

    韓国艦船に、威嚇する合理的な理由がない。

    日本側が、レーダー照射を受けたとき韓国艦船に3回も問い合わせたときに、なぜ答えなかったのか。韓国艦船に罪の意識があったから日本の問合せを無視した

    日本側の英語が下手で聞き取れなかったというが、艦船のナンバーまで通知している

 

これほど、嘘つきの韓国軍に「友軍」などと呼ばれるのも忌々しい感じがするほどだ。要するに、文大統領と同じで、不利になると徹底的に逃げまくる。これが、韓国人の本質ということだろう。