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韓国人社会で見られるいざこざには、辟易させられる場面が多いようです。最近は、大統領の娘婿が、海外でコネを使って就職したのでないか、と報じられています。日本人から見れば、民間企業でしかも海外であれば「良いのでないか」と思います。国内で、公務員になった訳でないのです。

 

もう一つの例は、観客のスポーツに見せる勝利への執着です。応援した試合が負けた場合、選手の労をねぎらうどころか、罵倒を浴びせかけます。選手は、負けたくて負けた訳ではありません。一生懸命に戦ったが及ばず敗退したはずです。一番辛い思いをしているのは、他ならない選手に違いありません。ところが、韓国のフアンは全く違う反応をして驚きました。

 


今月16日深夜に行われたU20(20歳以下)サッカー・ワールドカップ決勝戦で、韓国はウクライナに敗れ惜しくも準優勝に終わりました。その直後、大手検索サイトのリアルタイム検索ワード1位は大会MVPを受賞した選手や監督ではなく、MFのキム・ジョンミン選手(20)だったそうです。

 

決勝戦で調子を落としたキム・ジョンミン選手のプレーに不満を持ったネットユーザーが、歴史的優勝を逃した犯人として目を付けられたからだといわれます。その時からネットでは、FIFA(国際サッカー連盟)主催の大会で、史上初の準優勝を成し遂げた喜びではなく、「誰が敗因か」がより重要な問題となったといわれます。

 

私は、こういうあら探しをする社会に何とも言えない寂しさを感じます。なぜ、「よく戦ってくれてありがとう」という一言が出ないでしょうか。こういう冷たい仕打ちをするのは、中韓に共通の「宗族社会」意識が残っているように思います。同じ宗族内は仲間でも、違う宗族に対しては敵対的に振る舞うことを強要されてきました。その痕跡が、今も残っているのでしょう。中国では今でも宗族間の暴力事件として、「械闘」(かいとう)が残っているそうです。数年前、この「械闘」犠牲者が出たと外電が伝えていました。

 

韓国で、「みんなお友達」という意識が低いのは、市民社会の経験がないこと。宗族社会の殻が残っている結果が絡み合っているように思います。日本も市民社会の経験はありませんが、韓国のような寒々とした行為はやりません。