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日本による今回の対韓国「輸出優遇除外」は、韓国に大きな衝撃を与えました。異口同音に、「ここまでやるとは思わなかった」と漏らしています。それは、3種類の半導体材料輸出の手続き変更によって、韓国が短期的に購入代替先を決められない、と日本が計算し尽くしていることに恐れを感じたと言っています。日本が、心からの怒りを表しているというのです。

 

韓国が、日本に対して「ここまでやるとは思わなかった」という裏には、日本への甘えがあったのです。日韓併合時代、韓国は日本を極悪非道なことをしたと非難しています。日本が、過去にそれほど朝鮮民衆を虐げて利益を貪ったとすれば、日本に対して現在も徹底的な警戒をしたでしょう。

 

初めて分ったことは、今回の一件で現実に何も警戒もしていなかったのです。現在、政府も企業も一斉に慌てているのは、日本の怒りが初めて表面化したことにあるのでしょう。

 

台湾と朝鮮は、日本の植民地として近代化過程を経験しました。日本の植民地政策は、英国と違い収奪でなく、財政的な持出しだったのです。東洋経済が、日本の言論機関として「植民地放棄論」を大々的に展開した裏には、日本の財政負担の大きいことも理由でした。

 


日本は韓国の近代化に力を尽くしたのです。道路・鉄道という交通機関の新設、小学校から帝国大学(現・ソウル大学)まで建設しました。裁判所や警察はもちろんです。韓国は、こういう面をすべて無視して、今もなお悪口雑言を言い立てています。日本は、これに対して反論もせず、一方的に悪者にされてきました。この74年にわたる韓国からの妄言に対して、今初めてリアクションを示しとも言えるのです。

 

李登輝・元台湾総統は、台湾で親日ムードが強いのは、儒教教育を止めて西欧式近代化教育を取り入れてくれたことだ、と言っておられます。日本への感謝の気持ちを口にされているのです。台湾と朝鮮では、同じ近代化施策を行いました。その割を食ったのが、日本領である沖縄でしょう。鉄道もなく近代産業もなく立ち後れました。

 

戦前の沖縄と朝鮮を比べると、日本は格段の財政投入を朝鮮に行っています。韓国が、朝鮮戦争という悲劇を乗り越えて、中堅国家へ発展できた裏には、日本からの物心両面にわたる支援があったのです。技術も資本もすべて日本から海を渡りました。そういうことには、すべて目を瞑って、日本の悪いところだけを世界に吹聴して歩く「悪しき隣人」となりました。もう、この辺で日韓は別々の道を行くべきです。これまでの韓国の主張通りにやって下さい。