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韓国の学歴社会は有名です。大学入試当日は、入試会場付近の飛行を禁止するという徹底ぶりです。試験場に遅れた受験生は、警察のパトカーが送ってくれるという微笑ましい国です。ここまで大事にされる受験生です。卒業後は、多くの人が「就職浪人」です。公務員志望か財閥企業志望です。中小企業には目もくれません。

 

なんだか、一世代遅れたような話に聞えますが、こういう習慣は、昔からの「科挙」(官僚)試験の伝統が生きているのです。日本から見れば浮き世離れした話です。

 

私は、韓国の政治、経済、外交などすべてが、李朝時代の尻尾をつけているように見えるのです。やたらと日本に対抗する。メンツにこだわる。保守的であるなど様々な角度から眺めてみて、やっぱり世界の趨勢に相当遅れていると言わざるを得ません。

 

現代の風に吹かれた若者が、財閥企業や公務員が、就職第一希望と聞くと、この国の将来は大丈夫だろかと思います。メンツに拘り、中身を問わない社会では、いずれ「淘汰」される危険性が高いと見るからです。

 


冒頭で、韓国は学歴社会と書きましたが、日本もそれに劣らずに大学卒業人口が多いのです。次のデータを見て下さい。25~34歳の総人口に占める大卒人口比率は次のようになっています。2017年のOECDデータです。

 

.韓国      69.75%

.カナダ     60.92% 

.日本      60.43%

.ロシア     57.58%

.リトアニア   55.63%

.アイスランド  53.43%

.オーストラリア 51.99%

.イギリス    51.62%

.ルクセンブルク 51.40%

10.スイス    50.14%

 

韓国は1位、日本が3位です。日本も高学歴社会ですが、韓国の大卒とは職業観が全く異なります。見栄で就職先を決めていません。本人の適性などを考慮して就職先を決めています。この裏には、転職が自由という労働市場の流動性が確保されているからでしょう。韓国では、流動性が低いので、「就職は人生に一度」というような感覚にならざるを得ません。平均して1年以上の就職浪人を余儀なくされるというのは、「人材の無駄遣い」と言うほかありません。

 

韓国の労働市場の流動化を阻害しているのは大企業労組です。「終身雇用と年功賃金」を頑強に主張しています。労働市場流動化のためには、終身雇用と年功賃金が邪魔になると説得しても、全く聞く耳を持ちません。自分たちの利益だけを主張しているのです。なんだか、文政権と同じようなパターンですね。

 

結局、労組は自己主張しすぎて、韓国社会全体が不利益を被るという妙な形になっています。日本は、こうした硬直化した韓国と付合わざるを得ないのです。