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中国ファーウェイのスマホは、米国政府の輸出禁止で米国ソフトの搭載が不可能になっている。それだけに、中国でのアップル「iPhone」への人気が高まるばかりだ。米中貿易戦争の合意事項の難易度の中で、「ファーウェイ問題」が最も厳しい位置づけになっている。となれば、ファーウェイ・スマホにグーグル・ソフトの搭載は絶望的である。

 

アップルの新iPhone3機種が、中国でも9月20日に発売される。1年前のiPhoneXシリーズ発表時には「高すぎる」との不満が噴出し、実際に売れ行きも不振だった。今年は「目新しさはない」との評価が多いものの、割安感が最大のサプライズとして受け止められているという。現に、下記の通り予約は絶好調である。

 

『レコードチャイナ』(9月15日付)は、iPhone 11シリーズ、中国ECサイト大手での予約数が昨年比480%増」と題する記事を掲載した。

 

(1)「『新浪財経』(9月14日付)は、新型iPhoneの中国ECサイト大手・京東での予約数が昨年比で480%増になったと伝えた。京東では、13日午後8時(現地時間)からiPhone 11シリーズの予約受け付けが始まった。11日の新機種発表からiPhone 11シリーズに注目したユーザーが1600万人を超えており、少なくとも14日午後の時点で3機種合計の予約数が100万台を超えたという。これは昨年比480%増で、最初の予約は予約開始からわずか1秒で成立、iPhone 11 Pro5分で予約受け付けが終了となった3機種の中で最も人気が高いのが、iPhone 11 Proのミッドナイトグリーンで、続いてiPhone 11のブラック、iPhone 11のパープルだったという」

14日午後の時点で3機種合わせて100万台の予約を超えたという。昨年比480%、ざっと5倍という人気振りである。米中貿易戦争のプラス面が出ている。

 


(2)「これに対し、中国のネットユーザーから「スマホはやっぱりアップルだね。データがすべてを物語っている」「やっぱりアップルはすごいよ」「スマホが分かる人はみんな知っている。この性能はほかを秒殺できる」など、アップルを評価するコメントが寄せられた。また、「数日前、(中国のSNSの)ウェイボーではみんながiPhoneは買わないと言っていた。やっぱりウェイボーは低収入の人ばかりが集まっているんだな」「ウェイボーではみんな買わないと言っているが、京東でも天猫でも公式サイトでもみんな買う。これが答えだよ」との指摘もあった」

 

下線部分に、アップルの強味が出ている。ファーウェイは、米国からの禁輸で手も足も出ない状況だ。スマホは、ソフトがすべてである。

 

(3)「ほかには、「iPhone 11の価格は安めだからね」「主な理由は高くはないということだ」との分析や、「宇宙で最も先進的な(中国ファーウェイの)鴻蒙OSが入っていないから低評価」との声もあった」

 

ファーウェイ独自のOS鴻蒙は、グーグルOSを使えないため「代替OS」である。世界的には、こういう「新OS」はほとんど生き延びる余地がないとされている。