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最新の世論調査で、文氏の支持率は40%と就任後、最低を記録しました。文氏の大統領選得票率41
%を下回ったのです。経済は最悪状態に向かっています。これで、来年4月の総選挙に勝てる見通しがあるでしょうか。政権支持メディアの『ハンギョレ新聞』は、与党内部の悲観論を伝えています。与党は敗北必至という見通しが、与党内部から出てきたのは絶望的な雰囲気を映しています。

 

私は、最近のメルマガで与党敗北を強調しています。韓国経済の実態がきりもみ状態の上に、スキャンダルが重なった以上、勝てるはずがありません。文政権は、選挙民を愚弄し過ぎています。朴槿惠政権に向けられた怒りは、文在寅政権に向けられています。この現実を知らなければならないでしょう。

 

文在寅政権は、朴槿惠政権弾劾という歴史的な事件を経て登場しました。その教訓は、失政ではなく政治の不明朗さが糾弾されたのです。文政権は、これと同じ過ちを冒したのです。疑惑にまみれたチョ・グク氏が、こともあろうに正邪を裁く場所のトップに就いたことは、国民への重大な挑戦と言えます。

 

文氏は、任命権者として国民の立場を忘れ、党利党略を前面に据えて、国民の渇望する「倫理の拠り所」へ後ろ足で砂をかけたに等しい振る舞いをしたのです。チョ氏の妻が、娘の不正入学で在宅起訴されています。この一事で、潔くその座を外させるべきでした。それを強行突破したのは、「人権政治家」を標榜する文氏にとって、決定的な過ちとなりました。

 

文氏は、反日という問題をあえて穿り返して、日韓両国民を対立の坩堝に追い込んでいます。反日=韓国保守派という構図によって、進歩派の「永久政権」を目指していました。保守派を叩くには、日本を叩くという迂回戦略を取りました。これが大誤算でした。日本が「国際法違反」で食いついたからです。

 

際限なく日本を批判し、それを得票につなげる。そういう文氏の企みは失敗しました。「反日不買運動」が、韓国消費者の不安心理を煽って、肝心の韓国の消費に水を差しています。「人を呪わば穴二つ」で、韓国が「反日」という穴に飛び込んだのです。気の毒やらおかしいやらで、笑うに笑えぬ事態を招いています。

 

こう見ると、文氏は大統領になって、悪いことばかりをやってきた希有の大統領になりますね。日本にとっても最悪の大統領が登場しました。最大の被害者は、こういう「口舌の徒」を大統領に選んだ韓国国民です。次の大統領は、文氏のような人物を選ばないように祈るしかありません。