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韓国は、同盟国の駐韓米大使を批判するデモ計画を立てたが、なんと「斬首」するという野蛮人並の振る舞いにゾッとさせられる。まさに、「感情8割、理性2割」の韓民族の紛れもない姿だ。気に入らないことがあればすぐに、このような直情径行に走る民族は珍しい。これでは、大統領が反日と叫べば、一糸乱れずに反応するはず。米国も大変な国家と同盟を結んだものである。

 

『中央日報』(12月13日付)は、「駐韓米国大使斬首集会とは何事か」と題する社説を掲載した。

 

親北・反米・左派指向団体がソウル光化門(クァンファムン)でハリー・ハリス駐韓米国大使「斬首コンテスト」を予告して衝撃的だ。2017年11月ドナルド・トランプ米国大統領訪韓当時の火あぶり式も論争になったが、斬首パフォーマンスはさらに刺激的だ。米朝衝突の懸念の中で安保環境が緊迫した状態で動いているこの局面に、そうでなくても不安定な韓米同盟に葛藤と分裂をあおる行動は非常に不適切で嘆かわしい。

(1)「今回の集会は「内政干渉総督の振る舞い」としながらハリス大使を批判してきた国民主権連帯と青年党が主導している。国民主権連帯は今月9日、フェイスブックにハリス大使の顔写真と共に13日午後4時に駐韓米国大使館前で「ハリス斬首コンテスト」を開くという内容のポスターを掲載した。バラエティ番組に現れた「ネックスライス」(首を手刀打ちする)動作をハリス大使の首に加える挿絵も掲載された。論争が巻き起こると公募展ポスターをフェイスブックから削除したが、今もハリス大使を辛らつに批判したコメントを掲示している」

 

ソウル鍾路警察署は12日、「ハリス斬首競演大会」を主催する国民主権連帯と青年党に対し、集会制限措置を通告したと明らかにした。警察はこれらの団体が届け出た集会が、米国大使館の境界路から100メートル以内に該当する上、届け出た集会の名称などから考えると集会・デモに関する法律やウィーン条約などに抵触する可能性があると判断したという。こういう過激派が、文政権を支持する側にいることも驚きである。


(2)「彼らが提出した集会・デモ申請書に対して管轄の鍾路(チョンノ)警察署は昨日場所を米国大使館から離れた光化門駅2番出口前に移して斬首パフォーマンスはしないよう制限する通知をした。だが、警察の注文を素直に受け入れるかは未知数だ。彼らはこれに先立ち、「ハリス斬首考え(アイデア)公募展」まで進めた。具体的に「ハリス野郎の鼻毛を一本ずつ抜く」「割り箸でハリス野郎の口をねじる」「爪切りでハリスの口を引き裂いてやる」などを予告した。提示された斬首アイデアに「いいね」が最も多くついたものはコンテスト現場で試演すると公示した。暴力的で反人権的な人格冒とくだ

 

韓国人は、自らを「道徳性の高い民族」と自画自賛している。だが、こういう野蛮な計画を立てるところを見ると、とんでもない。道徳性の欠片もない民族と言うほかない。


(3)「両団体は昨年11月に「金正恩(キム・ジョンウン)訪韓歓迎白頭(ペクトゥ)称賛委員会」を合同で構成して活動した。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に対する米国の干渉反対デモも主導した」

 

この団体が、GSOMIA反対デモを主導したという。文政権支持の一派であることは間違いない。

(3)「彼らが今回のコンテストを通じて狙っているのは韓米同盟の亀裂加速化、反米感情の刺激、米軍撤収世論の造成などだろう。このどれも北朝鮮に得となるが、逆に大韓民国の国益と同盟利益には反するものばかりだ。国民主権連帯は10月防衛費引き上げ要求に反発してハリス大使官邸(ハビブハウス)に侵入した容疑で4人が拘束された韓国大学生進歩連合と数回にわたり協調してきた。当時、警察の外交公館保護が消極的だったため外交的に問題になった。政府と警察が今回も消極的に対応して不祥事が起これば責任を負わなければならない。反理性的で過激な行動には必ずブレーキをかけなければならない。それが公権力というものだ

 

韓国警察は、文政権支持層のデモなどについて、すべて大目に見てきた。これが暴力的な、活動へと増長させた要因である。保守派の集まりには厳しく対応し、政権派のデモは見て見ぬふりする依怙贔屓が目立つ。これが、公正であるべき警察の取締態度だ。進歩派は、警察を舐めきっている。