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中国は、新型コロナウイルス発症で世界中に多大の迷惑をかけている。それにも関わらず、国際調査団の受入れを渋っている。原因究明と早期の沈静化という調査を拒否する姿勢は不可解だ。

 

『ロイター』(2月13日付)は、「中国、国際調査団受け入れに消極的、新型肺炎への対応で」と題する記事を掲載した。

 

中国が新型コロナウイルスへの対応で、現場で国際専門家からの支援を受けることに消極的とみられている。専門家や外交官が13日、懸念を表明した。

 

(1)「新型ウイルスの調査に向けて、世界保健機関(WHO)が派遣した専門家チームの先遣隊は10日、北京に到着。しかし、正規の国際専門家チーム全体が中国入りする日程など、詳細はいまだに明らかになっていない。WHOのテドロス事務総長は前日、先遣隊が「良好な進展」を遂げているとし、「一段の情報を近く発表したい」と述べた」

 

WHO報道官は3日、新型コロナウイルスの発生源となった中国に多国籍の専門家チームが派遣されることを明らかにした。中国の習近平国家主席は、これまでにWHO率いる専門家チームの派遣に合意。WHOは米国の専門家も含まれるとしていた。それが、こういう食違いを見せている。新型コロナウイルスの遺伝子が人為的に操作されている。こういう学術的に重要な点がすでに明らかにされた。中国政府は、こうした「悪事露見」を恐れているとしか思えないのだ。

 

隠蔽体質の中国だからこそ、二度も世界的ウイルスを発症させたのであろう。特効薬開発では、米国大手バイオ製薬企業の支援を受けなければならない立場だ。中国は、そういう「弱味」を抱えながら、「恥部」が公にされることを忌避する。感染者の苦痛除去や感染防止という根本精神は、欠如したままの振る舞いである。

 

(2)「正規チームには、10─15人の専門家が含まれる見通しとしつつも、人材や中国入りする時期などの詳細には踏み込まなかった。先遣隊は専門家3人で構成され、カナダ出身のWHO高官らが含まれる。在ジュネーブの外交官の1人はロイターに対し、専門家チームの中国入りが遅れていることは「懸念」とし、「現時点で予期していた実質的かつ独立した役割は果たしていない」と述べた

 

中国は、新型コロナウイルス発症という責任感を感じていないのだろう。あくまでも「メンツ」だけを重視する時代錯誤に陥っている。遺伝子操作が発覚すれば、国内で政府批判が猛然と起こることは必至である。危ない橋を渡っているのだ。

 

(3)「米ジョージタウン大学のローレンス・ゴスティン教授(世界保健法)も、「中国が国際チーム招聘に非常に遅れを取っただけでなく、北京にいる先遣隊は骨組みに過ぎず、ましてや湖北省でもない」と指摘した。同教授はさらに、中国当局が「政治的かつ通商上の相違」を棚上げし、米疾病対策センター(CDC)の専門家を受け入れるかは疑問とし、「残念なことに、中国はCDCの専門家を現場に派遣するという米国の申し出を受け入れていないようだ」と述べた」

 

WHOは、CDCからの情報提供で意思決定している。そのCDCが、中国によって国際調査団参加を拒否されるならば、WHOは何らの決定も下せないであろう。習氏の秘密主義が、国際調査団の現地(武漢)入りを阻んでいる。

 

(4)「CDCは前日、WHOが派遣する専門家チーム参加への打診は受けていないと明らかにした。ゴスティン教授はまた、新型ウイルス流行に関する重要な情報を巡り、中国当局がWHOの専門家による独立した検証を認めることも予想していないとした」

 

中国は、WHO専門家の独立した検証を認めないようである。こういう中国の秘密主義は、厳しく批判されるべきだ。原因は、新型コロナウイルスの遺伝子操作発覚を恐れているのであろう。