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世界では、アジアが21世紀の最大の発展地域と目されている。米国専門家が、そのアジアで最も信頼できる国家は、日本とする比率が48%にも達したことが分かった。韓国は9%である。日本外務省が、米国で定期的に行なっている世論調査結果である。昨年11月、米国の世論調査会社の手で実施された。

 

韓国にとっては、はなはだ不愉快な結果であろう。文政権になって、ことごとく「反日政策」を繰り出し、「これでもかこれでもか」と日本を叩いてきた。慰安婦問題、徴用工賠償問題の二点において、日本の非人道的行為を糾弾してきた。世界中に「少女像」を設置して、日本を批判し続けている。昨年7月からは、日本が輸出手続き管理強化を始めると、「反日不買運動」を展開して対抗した。

 

文大統領は、「二度は日本に負けない」「日本を追い抜く」と演説して、国内から「親日一掃」を宣言するという「準戦時体制」のような雰囲気を作り出した。すべて、今年4月15日の総選挙目当ての「反日利用」である。また、GSOMIA(日韓軍事情報総括保護協定)を破棄する戦術に出て、米国と対決姿勢に出る局面もあった。

 

今回の世論調査が行なわれて時期は、GSOMIAを巡って、韓国と日米が対立していた時期直後に当る。米国専門家は、韓国が狭量な振る舞いをするのを目の当たりにして、韓国評価を下げたのであろう。米国は、中国の軍事的膨張を抑制すべく、「インド太平洋戦略」を構築している。日本・米国・豪州・インドが連携して中国に対峙する戦略である。

 

韓国は、米韓同盟国でありながら、この「インド太平洋戦略」への参加態度を保留している。中朝への配慮だ。米中双方に、「好印象を与えよう」という二股外交である。米国専門家が、この韓国を高く評価するはずがない。韓国は、米国と同盟を結びながら、米国の敵対国の中国と誼を通じる点で、最も警戒すべき存在に堕している。米国が、韓国を警戒するのは当然であろう。

 

『中央日報』(3月23日付)は、「米専門家集団、信頼するアジア国家、日本48%で1位、韓国は9%」と題する記事を掲載した。

 

米国の一般市民(1015人)と専門家集団(200人)を対象に実施された調査で「アジア地域で米国の最も重要なパートナー」を問う質問への回答が日本、中国、韓国、オーストラリアの順だったと、日本外務省が最近明らかにした。「アジアで最も信頼できる国」を問う質問に対する回答は、日本、オーストラリア、韓国、中国の順だった。米国の世論調査機関ハリスが日本外務省の依頼を受けて昨年11月に実施した調査の結果で、先週、日本外務省が出入り記者団に関連資料を公開した。


(1)「米国の一般国民を対象にしたインターネット調査で、「アジア諸国の中で最も重要なパートナー」に関する回答は、日本(34%)、中国(22%)、韓国(10%)、オーストラリア(4%)、ロシア(4%)、インド(1%)の順だった」

 

米国の一般国民は、米国にとって「アジア諸国の中で最も重要なパートナー」に関する回答で、日本が34%で1位。中国は2位である。韓国は3位だが、日本の3分の1しか支持を得られなかった。中国は、GDPで日本の3倍になるが、それでも日本を上回る支持を得られなかった理由は、南シナ海での島嶼の不法占拠と軍事基地化が警戒されているのであろう。

 

韓国を重視する率が低いのは、韓国外交の二股問題にあろう。米国は今や、中国を仮想敵に見なす論調が増えている。米国対象のスパイ行為は、中国を警戒させるに十分な理由である。韓国は、その中国へ秋波を送っている。韓国が、米国から重視されない理由だ。

 

(2)「『アジア諸国の中で米国が最も信頼できる国』を問う質問については、日本(37%)、オーストラリア(11%)、韓国(9%)、中国(8%)の順だった。政官界、学界、言論界、宗教界、労働関係分野で「指導者的な地位」にいる200人を対象に実施された電話調査の結果も同様の傾向が見られた」

 

「アジア諸国の中で米国が最も信頼できる国」を問う質問については、日本(37%)が3分1を占めて1位である。韓国は日本か大きく引き離され8%で3位である。米国の一般国民は、日本を重視していることが鮮明になっている。

 

(3)「『アジアで最も重要なパートナー』に対する回答は、日本(42%)、中国(18%)、韓国(17%)、オーストラリア(13%)、インド(5%)、ロシア(1%)の順」

 

(4)「『最も信頼するパートナー』は日本(48%)、オーストラリア(32%)、韓国(9%)、中国(4%)の順だった」

 

(5)「米国の一般市民の調査で、韓国に対する信頼度(9%)は中国の信頼度(8%)とほぼ同水準だった。韓国の数値は、昨年と同じで、中国では6%から2%ポイント上昇した」

 

「アジアで最も重要なパートナー」や「最も信頼するパートナー」で、日本が40%台を占めているのに、韓国は日本から大きく引き離されている。韓国の「反日」が、日米韓の三カ国安全保障体制をひび割れさせているという認識とみられる。中国の軍事的台頭が、アジアの平和を攪乱する。こういう認識で、韓国は「親中朝」の立場であり、微妙に食い違っている。米国は、その点で韓国へ不安を感じるのだろう。

 

歴史的に言えば、韓国は中国から酷い扱いを受け、搾取されてきた国である。それでもなお、中国を慕っているのは儒教文化によるものだろう。日本に対しては、韓国近代化において大きな利益を受けたが恨んでいる。韓国による歪な日中観は間違っている。だが、日本としてどうにもならないもどかしさがある。この際、米国の価値観によって、韓国の歪んだ日中観を糺して貰うほかない。

 


(6)「専門家集団の調査では、韓国に対する信頼度(9%)が中国(4%)より高かったが、2018年(20%)、2017年(14%)と比べると大幅に低下した。
日本外務省の依頼で実施された調査でもあるが、全体的に日本関連の数値が上昇したのも特徴だ」

 

韓国に対する米国の信頼度は低下している。

2019年  9%

  18年 20%

  17年 14%
GSOMIA破棄騒ぎが、韓国に対する信頼度を大きく引下げたと言えよう。米韓同盟国が、1桁の信頼度しか得ていないのだ。片や日本は48%である。文政権は、親中朝路線を反省すべきことを示している。