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中国共産党は、新型コロナウイルス発症を隠蔽したばかりに、中国はもとより世界を大混乱に陥れている。内外からの非難を交わすために、米国非難のトーンを上げているのだ。このでっち上げに納得する人々がいるとは思えない。的外れの非難を聞かされるたびに、中国への反感を募らせるだけだろう。

 

ウソも100回言えば「真実」になるという例がある。韓国慰安婦問題が、それである。内外で、元慰安婦の強制連行説が信じられている。当時、「管理売春」という不幸な制度が、存在した犠牲者である。そのこと自体に深く同情する。これを知りつつ、政治的に反日運動へ利用する非人間的な集団へ強い憤りを覚えるのだ。

 

コロナ問題も多分に、これと似通った形を取りそうである。中国は、科学的な究明を妨害しており、原因をウヤムヤにし米国へ責任転嫁させて逃げ切ろうという算段をしている。中国は犠牲者のように振る舞い、中国国民の怒りを回避する。こういう政治的な目的で、米国を悪者にして幕引を計る戦術であろう。韓国の慰安婦問題と米国コロナ主犯説は、中韓が企む二大「えん罪」になろう。

 

『ロイター』(5月15日付)は、「米『世界経済を阻害』非難合戦でコロナ危機長期化、中国国連代表」と題する記事を掲載した。

 

在ウィーン中国国連事務局の王群代表は、米国が世界保健機関(WHO)への資金拠出停止によって新型コロナウイルス危機を長引かせ、世界経済を阻害していると批判した。ウィーンの石油輸出国機構(OPEC)本部で14日開かれた会合での発言が15日公表された。

 

(1)「王代表は、「国内で新型コロナ流行をうまく制御できていない自らの責任を転嫁するため、米国は中国やWHOの非難に最大限の努力を払っている」と批判。「こうした米国の行動はパンデミック(世界的流行)封じ込めに向けた国際的な取り組みや協力を阻害するだけでなく、パンデミックを人為的に長引かせ、ひいては世界経済の停滞を引き起こす」と言明した。トランプ米大統領は前日、新型コロナを巡る中国の対応に非常に失望したと述べるとともに、現時点で習近平国家主席との対話は望んでいないとし、中国との関係を断つ可能性も示唆した」

 

パンデミックの原因をつくった中国が、米国を非難することは倫理的にも許されることではない。中国は、世界中で30万7000人(5月16日21時現在)の犠牲者を出させた国である。それが、無責任にも他人事のように振る舞っている。こういう発言を繰返している中国は、他国から深い恨みを買って当然であろう。

 

中国のすべきことは、一切のデータを隠蔽することなく公開することである。それが、中国共産党の没落原因になることを熟知しているので、保身のため他国を犠牲にしている、噓八百を言い募っているのだ。

 

(2)「王代表はさらに、米国が関税障壁を構築し、関税合戦や貿易摩擦を引き起こすことで世界の景気回復を阻んでいるとも強調した。「中国は世界の工業製品の30%を製造し、世界の貿易取引高の30%を誇っている。コストや労働力、インフラなどを踏まえ、どのように中国のサプライチェーンを一夜にして他国に移すことが可能なのか」と疑問を投じた」

 

下線のように、世界のサプライチェーンは動かないと豪語しているが、これは後になって取り返しのつかない事態を招くことになろう。米国は、産業のコメである半導体産業のメッカになるべく、世界3大半導体企業の工場を全て米国に進出させる計画に着手し、早くも成果を上げている。半導体「中国包囲網」を形成しているのだ。

 

ここで中国が、米国と対抗することは極めてリスキーである。中国があがいて、米国を非難すればするほど、窮地に立つことを理解していないのだ。コロナの「火元」は中国である。この事実を隠して、米国犯人説を仕立てることは決して得策でない。

 

『日本経済新聞』(5月16日付)は、「中国はコロナ下の挑発やめよ」と題する社説を掲載した。

 

混乱につけこんでいるとみられても仕方がない。世界が新型コロナウイルスへの対処に追われるなか、中国が近隣国と領有権を争う南シナ海で、実効支配を強める動きに出ている。沖縄県の尖閣諸島周辺の領海侵入も相次いでいる。国際的に広がる危機の隙を突いた挑発行為は見過ごせない。

 

(3)「中国は南シナ海で独自の境界線「九段線」を設定し、全域の主権を主張している。2016年にフィリピンの提訴を受けた国際的な仲裁裁判所が「国際法上の根拠がない」との判断を示したが、判決を無視し、埋め立てや軍事施設の建設、示威行為を続けてきた。そんな動きは4月以降、一段とエスカレートした。中国の巡視船がベトナム漁船に体当たりし、沈没させる事件が発生。マレーシアの国営石油会社が資源開発する海域にも中国の調査船が現れ、探査活動とみられる動きをみせた。極め付きは一方的な行政区の設置だ。南シナ海はこれまで海南省三沙市の管轄下にあると主張してきたが、その傘下に「西沙区」と「南沙区」を新設し、行政組織を設けると表明した。ベトナムやフィリピンは強く反発している」

 

中国は、戦前の日本が満州を占領して皇帝まで押し立てる愚かなことと同じ過ちを冒している。日本はこれが原因で、太平洋戦争に突入し敗北を喫した。中国の南シナ海不法占拠もこれと同じ運命を辿るであろう。中国は、19世紀の植民地時代の再現をしている。歴史に学ばない中国の傲慢さが、世界の反感を買うことは確実である。

 

(4)「新型コロナの影響で、東南アジア諸国連合(ASEAN)は4月上旬にベトナムで予定していた定例首脳会議を延期せざるを得ず、南シナ海問題で中国をけん制する機会を逃した。米軍が太平洋に展開する空母「セオドア・ルーズベルト」も、乗組員の集団感染で運用に支障が生じている。そうした「空白」を見透かし、自らの支配の既成事実化を加速する中国の姿勢は、強く非難されて当然だ」

 

中国共産党のやり方は、自殺行為と見るほかない。21世紀の現在、19世紀の野蛮行為であった侵略が許されるはずがないのだ。中国共産党の野望は、かつての帝国主義である。共産党は滅びて当然である。自国民を弾圧して反感を買っている政権が、今後もなお存続できる保証はどこにもない。中国国民は、共産党へ抵抗もできないほど骨抜きに遭っているのだろうか。