caedf955
   

韓国政府は、コロナ禍で日本へ防疫用品を寄付することはなかったが、慶州市は姉妹都市の京都や奈良へ防疫用品を寄贈した。これに、市民の一部が反対している。反日感情の強さを示している。小学校から行なわれている反日教育の結果が、こういう局面に現れているのだろう。

 

『中央日報』(5月22日付)は、「日本への防疫物品支援で非難、慶州市長『地震の時に支援受けた』」と題する記事を掲載した。

 

慶尚北道慶州市(キョンジュシ)が日本に新型コロナウイルス防疫物品を支援し、論議を呼んでいる。朱洛栄(チュ・ナギョン)慶州市長は「戦争中、敵にも医療など人道主義的な支援はするものだ」とし、釈明した。

(1)「慶州市は21日、新型コロナで防疫物資の調達に苦労している日本の姉妹・友好都市に対し、慶州市に備蓄された防護服など防護物品を支援する計画を明らかにした。慶州市は17日、姉妹都市の奈良市と交流都市の京都市に対し、防護服各1200セットと防護用ゴーグル各1000個を航空便で送った。また、今月末までに姉妹都市の小浜市、友好都市の宇佐市と日光市の3都市に防護服各500セットと防護用ゴーグル各500個を支援する予定だと説明した。21日基準で奈良市では19人、京都市では248人の感染者が発生している」

 

慶州市が、京都や奈良へ送った防疫用品は、ありがたく頂くべきであろう。慶州地震(2016年)の際は、日本の姉妹都市がお見舞いの品を送ったという。そのお返しを込めた意味もある。

 


(2)「朱市長は支援計画を明らかにした際、「困っている時に助けるのが本当の友であり隣人」とし「誰が先に手を差し伸べるかは重要ではない。今は韓日両国が新型コロナ対応のために協力しなければいけない」と述べた。
また慶州市は、防護物品を受けた京都市が朱市長の応援映像メッセージと慶州市コロナ対応事例集を京都市の公式ユーチューブチャンネルと世界歴史都市連盟のホームページで紹介した、と説明した」

 

政府間は外交面で対立しても、草の根の部分では交流があって当然だ。卑近な例で言えば、親同士が対立していても、子ども同士は仲良くするというケースである。

 

(3)「慶州市の発表直後、一部の市民は韓日間の外交問題が解決していない時点で市が日本に防疫物品を支援したと非難した。慶州市のホームページには22日、「今がどういう時か分かって日本に支援するのか」「支援したければ個人の費用でしろ」「新型コロナで慶州経済が厳しいのに日本を助けているのか」などと非難する内容が次々と書き込まれた」

 

慶州市の市民からは、日本への防疫品寄付を非難する声が上がっている。こういうケースを見ると、日本でも他国へ支援するとき、反対の声は慎むべきだと思う。折角の誠意が、台無しになるからだ。

 

(4)「これに対し朱市長は22日、自分のフェイスブックで立場を明らかにした。朱市長は「支援の件で大変な非難と攻撃に苦しんだ」とし「土着倭寇か、チョッパリ(日本人に対する差別用語)か、狂ったのか、未来統合党らしいなど生涯に受ける暴言を一晩ですべて受けたようだ」とコメントした。そして、「反日感情が強いこの時期になぜそんなことをしたのかという批判は謙虚に受け入れるが、市民に理解を求めるために少し説明しようと思う」とし、コメントを続けた。朱市長は「2016年の慶州地震で厳しい状況を迎えた時、我々は日本をはじめとする海外の姉妹・友好都市から多くの助けを受けた。今回の防疫物品支援は相互主義の原則の下で支援するもの」と伝えた」

 

随分と酷い日本批判が書き込まれている。匿名の恐ろしさである。名前を出せば、ここまでは書かないだろう。日本も教訓にする話であろう。



(5)「続いて、「今は日本が我々よりも防疫的にかなり厳しい状況だ。経済大国の日本はビニール防疫服やプラスチックゴーグルが足りず、検査を適時にできない状況を迎えている。このような時に大乗的な次元で助けることが文化大国の我々の雅量であり本当に日本に勝つ道ではないでしょうか」と問い返した。
朱市長は「戦争中、敵にも医療など人道主義的な支援はするもの」とし「韓日中関係は歴史の屈曲も深く、国民感情も複雑だが、長い呼吸で長期的な観点で眺めなければいけない関係」と主張した」

 

寄付に、名目が必要という点に引っかかる。寄付は、名目でするのでなく率直な気持ちの表れである。下線分のような発言をしなければ、市民を納得させられない。これも、日本は教訓にするべきだろう。

(6)「最後に朱市長は、「そのような複合的な観点で防疫に少し余裕が生じた我々の市が支援をすることになったという点を理解してほしい」とし「いま我々に必要なのは無条件の反日ではなく、未来志向的な克日という点を強調したい」とコメントした」

 

「反日から克日」というスローガンを出している。ここまで来ると、韓国の日本への思いがどんなものか。おおよその見当がつく。「苦節10年、一剣を磨く」という精神だ。