テイカカズラ
   


あってはならない事件が起こった。韓国政界は、いわゆる大物がしばしばセクハラ事件を起こしている。韓国社会自慢の「高い道徳性」が、大揺れである。

 

韓国警察は9日、ソウルの朴元淳(パク・ウォンスン)市長が行方不明になったとして、捜索に乗り出した。朴市長は、遺書めいた言葉を家族に残して、自宅(公邸)を出たという。

 

市長の娘が現地時間午後5時過ぎ、市長の所在がわからなくなり、携帯電話の電源も切られていると通報。警察は同市長の携帯電話の信号が最後に探知されたソウル市北部ソンブクトン付近を捜索しているという。朴氏は2011年からソウル市長を務め、2022年の大統領選挙に向けてリベラル派候補の可能性として名前が挙がっている。『ロイター』(7月9日付)が報じた。

 


『朝鮮日報』(7月9日付)は、「次期大統領選の大きな変数に…韓国与党『あり得ないことが起こった』」と題する記事を掲載した。

 

朴元淳ソウル市長は近頃も次期大統領選挙への挑戦への熱意を見せており、与党「共に民主党」など与党関係者と頻繁に接触していた。しかし、MeToo(セクハラ)事件に関連していたとの疑惑が浮上する中で行方が分からなくなり、朴市長が所属する共に民主党など与党周辺は衝撃を受けている。

 

(1)「朴市長は民選(人民が選挙すること)で3選した初のソウル市長で、与党の中で次期大統領選挙の有力候補の一人とされていた。その朴市長の行方不明は、政局に大きなうねりをもたらすだけでなく、次期大統領選挙の構図も揺るがすことになった。共に民主党では2018年の安熙正(アン・ヒジョン)元忠清南道知事に続き、今年4月には呉巨敦(オ・ゴドン)前釜山市長がMeToo騒動に巻き込まれて辞任し、政治人生を終えた。弁護士出身の朴市長は、2011年に補欠選挙で当選。市長に当選する前は、進歩派市民団体「参与連帯」を率いて市民運動を行っていた」

 

朴ソウル市長は、前回の大統領選挙でも立候補の意思を示すなど、意欲的であった。大統領選前は、文在寅氏を批判するなど派手な言動が目立っていた。

 

(2)「朴市長は、部下の女性職員にセクハラ行為を行った疑いで、最近警察に告訴されていたことが判明した。また朴市長の突然の失踪、MeToo疑惑が同時に発生し、韓国政界は大きな衝撃を受けている。朴市長は昨日、与党・共に民主党のイ・ヘチャン代表に会い、政策協議を行った。朴市長に近い民主党議員は「つい先日、普段と変わらない様子で言葉を交わしたので今日のような事態は想像もできない、あり得ないことが起こった」と語った」

 

韓国与党は、有力大統領候補の失踪事件とMeToo疑惑に困惑している。共に民主党では、2018年の安熙正(アン・ヒジョン)元忠清南道知事に続き、今年4月には呉巨敦(オ・ゴドン)前釜山市長が、MeToo騒動に巻き込まれて辞任し、政治人生を終えた。朴ソウル市長もその公算が強まっている。

 


『朝鮮日報』(7月9日付)は、「朴元淳ソウル市長、最近職員にセクハラ容疑で告訴されていた」と題する記事を掲載した。

 

(3)「9日に失踪届が出された朴元淳ソウル市長が最近、セクハラの疑い、いわゆるMeToo疑惑で警察に刑事告訴されていたことが分かった。警察によると、先ごろ警察に「朴市長にセクハラを受けた」という告訴状が提出された。告訴したのはソウル市庁の前秘書室職員だったという。MBCは、「被害者本人が警察に直接告訴状を提出しており、セクハラの被害状況を詳細に記述」「被害者は朴市長のセクハラが数回あったと主張」と報じた」

 

朴ソウル市長には、セクハラ容疑の告訴状が、被害者から直接出されたという。

 

(4)「警察は事案の重大性を考慮し、昨日、警察庁長官など警察首脳部に対し緊急報告し、正確な事実関係の確認のため、告訴人側と召喚日程を調整していたという。警察は朴市長の連絡が途絶えたことが告訴事件と関連がある可能性も排除していないとのことだ」

 

警察当局は、今回の失踪とセクハラ告訴事件が無関係でないと見ているようだ。朴ソウル市長が9日、体調不良を理由に予定をすべてキャンセルして出勤せず、その後、行方が分からなくなっている。警察やソウル市などによると、朴市長は9日午前10時44分ごろ、鍾路区の市長公邸を出たことが確認された。黒の帽子をかぶり、黒のリュックサックを背負っていたという。警察当局によると、朴市長の娘が午後5時すぎ、「4~5時間前に父親が遺言のような言葉を残して家を出た。携帯電話が切られている」と警察に通報した。以上は、『聯合ニュース』(7月9日付)が報じた。