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天災の「デパート」の感すらある中国だ。大洪水・大干ばつ・バッタ・イナゴと食糧危機を招きそうな天災が続出している。

 

『大紀元』(7月29日付)は、「食糧危機発生か? 中国当局、各省に食糧増産を命令、大豆など輸入増」と題する記事を掲載した。

 

中国当局はこのほど、食糧不足を回避するために、各省に「食糧の生産を減らしてはいけない」と指示した。中南部での深刻な豪雨被害、東北部でのバッタ発生や干ばつなどが続いているため、当局の方針は食糧危機の発生を意味するとの見方が広がった。

 

(1)「胡春華・副首相は727日、国内の食糧生産に関する会議で、「食糧の播種面積と生産量を増やさなければならない。減らしてはならない。国の食糧安全問題にいかなる手違いも許されない」と厳しい語気で述べた。中国の一部のメディアは最近、休耕地を復活させ、各地のコメ生産が増加し、雇用機会を増やしたと宣伝している。一方、中国メディア「中国経済網」728日付では、中国の鉄道部(省)は食糧を迅速に輸送する「緑色通路(グリーンゲート)」の設置を検討している」

 

中国が、食糧増産命令を発した。食糧基地の東北部が天災に遭って、供給不足が明らかになってきたからだ。

 


(2)「報道は、「鉄道部門は、国の『北糧南運(北部の食糧を南部に輸送する)』戦略を実行するために、食糧管理部門、物資備蓄部門と協力している」とした。習近平国家主席が22日、食糧の主要生産地である東北部吉林省を視察した。その際、習氏は「吉林省は、食糧安全保障政策を最優先課題にすべきだ」「戦争の際、東北部は非常に重要だ」などと発言した」

 

習近平氏が、大胆発言をした。「戦争の際、東北部は非常に重要だ」というのだ。こういう不規則発言は慎むべきだが、習氏の頭には大規模戦争を想定しているようだ。米中戦争が始まれば、中国への輸出入貨物は海上ですべてストップされる。中国は、日干しにされる運命だ。

 

(3)「今年、吉林省は干ばつに見舞われている。官製メディアの「中国新聞網」724日付は、61日~722日までの同省の平均降水量は平年と比べ3割減ったと伝えた。特に7818日まで、同省の「平均降水量はわずか3ミリで、平年と比べて9割も減少した」。吉林省水利庁の727日のデータによれば、21日以降、省内では有効な降水はなかった。2126日までの降水量は平年と比べて98.3%減少したという。吉林省吉林市は6月、市内でバッタが発生した。また、728日、吉林省西部で農作物の天敵である外来種植物、トマトダマシが大規模に発生したと報じられた」

 

吉林省は、大干ばつである。降雨量が激減である。これでは、小麦が不作であろう。

 


(4)「中国ネット上では、中国国内で食糧危機がすでに発生し、当局が食糧の備蓄を急いでいるとの見方をする市民が多い。中国当局は最近、大豆やトウモロコシの輸入を増やしている。中国税関当局が26日に公表した統計では、6月にブラジルから大豆1051万トンを輸入した。5月と比べて18.6%増で、前年同月比では91%増となった。また、米農務省(USDA)が毎週公開する統計によれば、7916日までの1週間で、中国向けのトウモロコシ輸出量(196.7万トン)は、週間統計として過去最高となった。中国は同週、米国から169.6万トンの大豆を購入した。20193月以来の高水準となった」

 

中国が、海外からの食糧輸入を増やしている。「天敵」の米国からも輸入量をふやしている。この状態で、中国は米国と全面戦争できるはずがない。

 

『ブルームバーグ』(7月27日付)は、「中国が警告、長江の氾濫は一段と悪化する恐れ-洪水第3波で」と題する記事を掲載した。

 

中国水利省は長江の上流部で第3波となる洪水が発生し、すでに数百万人が避難している長江の氾濫が悪化する可能性があると警告している。同省は26日午後の声明で、状況は「厳しく」、「これから新たなピークとなりそうだ」と説明した。

 

(5)「三峡ダムに流れ込む水量は28日ごろまでに毎秒6万立方メートルに増加するとみられている。三峡ダムの水位は27日時点で159.46メートルと、約1週間前の164.18メートルから低下。水位の上限は175メートルだ」

 

三峡ダム決壊説が根強い中、長江の上流部で第3波となる洪水が発生した。これは、極めて悪材料である。三峡ダムの水位上限は175メートルである。27日時点で159.46メートルの水位だ。洪水第3波の到来であれば、予断を許さないだろう。