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謎に包まれていた中国製ワクチンの全貌が分かってきた。ワクチン有効期間は半年で接種後もマスク着用という条件付きである。米英のワクチンから比べると、技術の劣等性は否定し難いようだ。この程度のワクチンをつくって「ワクチン外交」と称して、途上国へ売り込んでいたのだ。恐るべき強心臓である。

 

『大紀元』(12月28日付)は、「北京、数百万人に承認前の中国製ワクチン接種を義務付け」と題する記事を掲載した。

 

中国政府はこのほど、感染リスクの高い市民に対して、5000万回分の新型コロナウイルス・ワクチンを来年2月15日までに投与することを義務付けたと発表した。製薬会社による試験段階はまだ完了しておらず、規制当局の承認も得られていない。安全性に疑念を残している。

 

(1)「中国の大手製薬会社・復星医薬は、ドイツの製薬会社バイオンテックと共同で開発したワクチンを1億回分発注したと発表した。バイオンテックは、ファイザーと提携して米国とEU市場向けにワクチンを供給しており、それぞれの規制当局から承認を得ている。両社は日本にも12月18日、ワクチンの製造販売承認を申請した。いっぽう、中国向けに開発されたワクチンはまだ第2相試験中だ」

 

米国のファイザーやモデルナのワクチン製造方法は、革新技術の採用成果によるものである。ウイルスの遺伝情報の一部を接種することにより、体内でウイルスの一部が作られ、免疫ができる「mRNA(伝令RNA)」方式である。中国は、新たにファイザーと提携するドイツの製薬会社バイオンテックの技術を導入して、mRNA(伝令RNA)方式を採用する。まだ治験は第2段階であり、最終治験にまで進んでいない。この、mRNA(伝令RNA)方式が、中国の遅れたワクチン製造をテコ入れする。

 

(2)「中国では15種類の新型ウイルスのワクチンが臨床試験に入ったという。このうち、5種は最終段階である第3相試験を行っており、有効性や副作用などを確認している。この5種は、中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物技術(CNBG)の不活化ワクチン2種、北京科興中維公司の不活化ワクチン1種、軍事医学研究院と康希諾公司(カンシノ)が共同開発するアデノウイルスベクターワクチン、中国科学院微生物研究所と智飛生物公司が共同開発した組換えタンパクワクチンだ」

 

中国では、不活化ワクチン製造法が主流である。ウイルスやウイルスの一部を、病原性をなくした上で接種して免疫をつけるものである。これが、伝統的なワクチン製造法である。

 


(3)「中国国務院は12月19日、公式ウェブサイトで、中国製ワクチンの副作用について説明している。それによれば、副作用は主に頭痛、発熱、注射部位の発赤やしこり、咳、食欲不振、嘔吐、下痢など。通常、ワクチンを受けてから30分以内に副作用が現れるという」

 

中国製ワクチンの副作用は、頭痛、発熱、注射部位の発赤やしこり、咳、食欲不振、嘔吐、下痢など。ファイザーやモデルナのワクチンに比べると、広範囲な副作用が現れるようだ。ファイザーやモデルナのワクチは、倦怠感と注射部位の発赤が見られるという。

 

(4)「国務院は、ワクチンが人々を守るのは約6カ月間だけであるとの認識を明らかにしている。通知によると、「COVID-19ワクチンを接種した後も、マスクの着用、社会的距離の維持、こまめな手洗いなどを続ける必要がある。100%予防できるワクチンはない」と書かれている。ウイルス蔓延期間に海外へ働きに出た中国人労働者のなかには、中国製ワクチンを接種していても感染する例が出ている。ウガンダ、アンゴラ、セルビア各国のメディアや政府当局が伝えている」

 

このパラグラフは重要である。ワクチンの有効期間は半年間である。ワクチン接種後も、マスクの着用、社会的距離の維持、こまめな手洗いなどを続ける必要があるという。この程度のワクチンでは、接種してもしなくても、大した違いはなさそうだ。名ばかりのワクチンである。「インチキ」という声が聞えそうである。

 

(5)「中国国務院の共同予防制御機構は1219日の記者会見で、ウイルス・ワクチンを優先的に接種する「ハイリスクグループ」を発表した。これらは、冷温物流業社の従業員、税関国境検査官、医療・疾病の管理者、農産物の露店市場や魚介類市場の労働者、公共交通機関の従事者など。中国国家衛生委員会の曾益新副主任は、ワクチンはまだ規制当局による市場販売を承認されていないと述べた。ハイリスクグループに加え、高齢者や合併症のリスクのある人は、規制当局の承認を得た後ワクチンを接種することになると述べた」

 

下線部のように、ハイリスクグループなどの人たちは、規制当局の承認を得たワクチン、つまり最終治験終了後のワクチンでなければ危険ということだ。