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韓国は、中国に対して借りてきた猫のように振る舞う。日本へは俄然、高姿勢に立ち向かってくる。徴用工問題・慰安婦問題という歴史に関わることから、最近は旭日旗・福島原発処理水に加えて、東京五輪ホームページの竹島地図問題で喧嘩腰になって立ち向かってきている。

 

日本への劣等感を吹き飛ばすためか、次々と問題を探して来る感じだ。日本からすれば、「またか」という感じである。ここまで角突き合わせてくると、中に立つ米国も大変であろう。

 

米国にとってはこうした韓国の仕掛ける「喧嘩」は、対中国戦略を組立てなければならない状況から言って「些事」(さじ:つまらないこと)である。韓国が青筋立てて騒ぐほどの問題か、という実感であろう。韓国でも大所高所から見て、米国が韓国に対して日韓関係改善へ圧力を掛けるだろうとの見解が出てきた。

 


『聯合ニュース』(5月28日付)は、「韓日関係改善へ米国が圧力強める可能性、対応策必要―韓国研究機関」と題する記事を掲載した。

 

韓国政府系シンクタンクの対外経済政策研究院(KIEP)は5月28日、先週の韓米首脳会談に関する報告書を公表し、今後は韓日関係の改善などに対する米国からの圧力が強まる可能性があるため対応策が必要だと指摘した。

 

(1)「報告書は、首脳会談の内容や主要国の反応を分析し、今後の見通しをまとめたもの。それによると、首脳会談では韓米日協力の重要性が強調され、台湾海峡や南シナ海など中国が敏感に反応する問題が取り上げられたと説明。その上で「この先は韓日関係の改善と域内の安全保障面での役割向上に対する米国からの圧力が強まる可能性がある」とし、対応策を講じるべきだと指摘した」

 

日米韓三ヶ国が、中国の海洋進出へ対抗するには協力することが必要である。韓国は、そういう視点を忘れ、日本への意趣返しに全力を挙げている。米国にとって、この状態を放置できず今後、韓国へ改善圧力を掛けることは当然であろう。江戸幕府に喩えれば、日本は「御三家」である。韓国は、中国との縁を完全に切れなければ「外様」扱いである。韓国は、米国から日韓関係改善を求められて当然の立場なのだ。

 


(2)「会談の共同声明で示された対北朝鮮政策に関しては、「北への配慮と米国の外交的戦略が同時に盛り込まれた」と評価し、これを土台に米朝の非核化交渉再開と連動する形で南北関係も徐々に改善する可能性があると期待を示した」

 

北朝鮮問題も、日米韓三ヶ国は一体となって解決に当るというのが米国の立場である。日韓が角突き合わせていたのでは、北朝鮮問題も先へ進まないに違いない。

 

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(3月18日付)は、「バイデン政権『日韓との同盟重視』バランス外交に腐心」と題する記事を掲載した。

 

(3)「バイデン米政権がアジアで最も重要な同盟国2カ国とどうバランスを取っているかを知りたければ、スーツの襟元を見ればいい。アントニー・ブリンケン米国務長官とロイド・オースティン国防長官は東京で、北朝鮮に拉致された日本人への連帯感を示す青いピンを刺していた。だが両氏が3月17日にソウルに到着した時、ピンは外されていた。このことは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権との関係を重視している韓国では、これがそれほど重要な問題ではないことを示している」

 


米国は、日韓が大事な同盟国であるが、仲違いしていることに頭を痛めている。以前は、日本へ歴史問題で妥協を求めた。現在は、韓国の偏狭な対日姿勢を改めさせることに主眼が置かれている。韓国は、米国が日本へ圧力を掛けてくれると思い込んでいるが、中国問題の浮上で逆になっているのだ。このことに気付かないのだから困る。

 

(4)「日本と韓国はいずれも防衛の分野で米軍に大きく依存しているため、米国の外交上の歓心を買うことにとりわけこだわっており、もし一方が肩入れされることがあれば、他方がそれを見逃すことはない。日本と韓国は何十年もの間、この地域における米国のお気に入りの同盟国になるべく腐心してきた。そのため、米政府関係者の一言一句に始まり、米大統領からの電話をどちらが先に受けるか、また歴史問題や国家安全保障などさまざまな問題を巡りどちらが米国の支持を得るかに至るまで、気がかりの種は尽きない」

 

このパラグラフは、随分と露骨に書いている。日韓が、米国のご機嫌取りに終始してきたという。これは事実に反する。日本はベトナムへの出兵を断っている。日米経済摩擦問題でも、随分とやり合った関係である。日本が、米国を「利用」してきたのだ。防衛費の限度として、対GDP比1%の枠に収めてきたのはその適例であろう。その分を、経済成長予算に向けてきた。日本は、「軽武装・高成長」路線であった。

 


(5)「違いは大きいものの複雑に絡み合っている日韓に良好な関係を維持させるのは、米国の重要な役割だ。日本と韓国には多くの米軍が駐留している。米国の同盟国である両国は、米国が中国や北朝鮮、ロシアなどを巡る外交政策上の難問に取り組む上で中心的な役割を担っている。米国務省東アジア・太平洋局のソン・キム氏は先週、「われわれは米国と同盟国の関係強化のみならず、同盟国間の関係強化にも取り組んでいる」とした上で、「日本と韓国ほど重要な国はない」と述べた」

 

米国にとって、中朝ロをめぐる対策を練る上で、日韓ほど重要な国はないであろう。三角形の頂点に立つ米国は、底辺の日韓がグラグラしていたのでは安定した力を出せないのだ。

 

(6)「ある韓国政府アドバイザーは、米国が日本を初の外遊先に選んだことを不快に思っていないとした上で、『日本がわれわれより強い国であることを受け入れている』と話す。『それが国際秩序で、事実であるにすぎない』」

 

韓国が日本と競争をしたがることは、はなはだ迷惑である。日本の技術と資本で急成長した事実を忘れて、日本へ背伸びして立ち向かってくるのは、正直なところ「鬱陶(うっとう)しい」のである。日本は、韓国を相手にしていないのだ。そのことが分からず、絡みついてくる。それが、現実である。

 

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