勝又壽良のワールドビュー

好評を頂いている「勝又壽良の経済時評」の姉妹版。勝又壽良が日々の世界経済ニュースをより平易に、かつ鋭くタイムリーに解説します。中国、韓国、日本、米国など世界の経済時評を、時宜に合わせ取り上げます。

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    韓国大統領府は、反日の筋金入り集団に成り下がった。「86世代」という「親中朝・反日米」を基調とするグループに支配されている。経済知識がほとんどないだけに、日韓対立が激化した場合、韓国経済にいかなる損害が出るかも予測できない危険性を抱えている。

     

    韓国の良識派は必死になって、大統領府の暴走を食い止めるべくブレーキを掛けている。だが、19日の大統領府の「反日声明」によれば、韓国は徹底的に日本と対抗する意思を示している。韓国経済への悪影響を考慮するような雰囲気も感じられない以上、日本は、大統領府に陣取る一部の跳ね返り分子を排除して、安定的な日韓関係を築く方策を模索すべきであろう。すなわち、将来に禍根を残すような解決法でなく、国際法に則った解決策を求めるべきだ。そのためには、韓国経済が一時的に悪化するのもやむを得まい。「強硬策」も検討すべきであろう。

     

    『聯合ニュース』(7月19日付)は、「韓国大統領府、国際法違反の主体は日本 徴用問題巡る外相談話に反論」と題する記事を掲載した。

     

    韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は19日の記者会見で、韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟問題を巡り日本の河野太郎外相が談話を発表したことに関し、「韓国が国際法に違反しているという日本側の主張は誤っている」と述べた。

    (1)「金氏は、「韓国大法院は1965年の韓日請求権協定が強制徴用された人に対する反人道的犯罪、人権侵害を含めていないとの判決を下し、民主国家として韓国はこうした判決を無視することも破棄することもできない」と述べた。強制徴用問題の解決に向けた努力が尽くされていない状況で日本が一方的に韓国向け輸出規制を強化したとし、これは自由貿易の原則とグローバル・バリューチェーンを損なう措置であるため「国際法違反の主体は日本だ」と強調した」

     

    下線を付した部分は、1965年の日韓基本条約で解決済みである。韓国大法院判決は、「司法自制の原則」に反したもので、先進国ではタブーの判決である。韓国司法が著しく立ち後れた一面を表しており本来、韓国国内で解決すべき問題である。盧武鉉政権でもそのように扱ってきた。今回の判決は、文大統領が誘導した様相がきわめて強い。判決直前、文氏が大法院判決に類似した演説をしているのだ。

     

    日本は、「禁輸」している訳でない。最大限90日間の審査が済めば輸出可能だ。ここをわざと誤解した振りをして「噓発言」を重ねている。韓国大統領府は悪質である。「ホワイト国」排除を国際法違反とは呼ばない。日本は、法律で韓国へ供給責任を負っているのでないのだ。市場経済とはそういうもの。全てを既得権益と考えるのは、韓国による自己主義の表れだ。

     

    (2)「河野氏はこの日、徴用訴訟問題を巡る韓日請求権協定に基づく仲裁委員会の設置に韓国が応じなかったことを受け、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使を外務省に呼んで抗議。その後、「韓国側によって引き起こされた厳しい日韓関係の現状に鑑み、韓国に対し、必要な措置を講じる」などとする外相談話を発表した。徴用訴訟を巡る韓国大法院の判決は「日韓の友好協力関係の法的基盤を根本から覆すものであり、断じて受け入れられない」とし、「韓国は度重なる国際法違反の状態を是正する必要がある」と主張した

     

    韓国大法院判決は、先進国共通の「司法自制の原則」に違反した判決である。日本側の主張は、間違った判決であると指摘している。

     

     


    (3)「金氏は、「根本的に指摘すべきは、強制徴用という反人道的な違法行為で国際法に違反したのは日本だということ。こうした点を大法院判決が指摘している」と述べた。また、「日本は輸出規制措置の根拠として歴史問題による信頼低下を挙げたかと思えば、輸出管理上で不適切な事案が発生したといい、きょうは強制徴用問題を取り上げた。日本の立場が果たして何なのか、とても混乱する」と指摘。その上で「日本に不当な輸出規制を撤回し、状況を悪化させる言動をしないよう強く求める」と述べた」

     

    1940年代には、「人権意識」で裁判が行なわれていない。「罪刑法定主義」によれば当時、そういう罪名がなかった以上、過去の罪を問えないのが法律である。現代の視点で過去を裁けないという、冷徹な法理論の存在を忘れている。そういう韓国司法は、余りにも感情論に陥っている。

     

    原点は、徴用問題である。韓国もそれを知り抜いていて、知らない振りをしている。そういう信頼の置けない韓国が、いろいろと問題を引き起こすので「ホワイト国」から外すのだ。全ては、韓国が信頼できない国家であることが理由だ。言葉を換えれば、約束を守らない国と言うことになる。そういう不実な国家は、「ホワイト国」に値しない。


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    6月中旬、北朝鮮漁船が、韓国軍と海洋警察の警戒網をかいくぐって南下。乗組員は、江原道三陟港で上陸した問題が、大変な騒ぎになりました。韓国軍の警戒網が、何の役割もしていなかったのです。士気の緩みが指摘されました。それだけで済まなかったところに、深刻な官僚制の歪みを露呈したのです。

     

    韓国軍は当初、北朝鮮漁船が港の外で発見されたと説明していました。実際は、冒頭に書いたように港に入って2人の漁船員が上陸し、民家を尋ねて携帯電話を借りたというのです。こうして、韓国軍と海洋警察は真っ赤なウソをついていたことが露見しました。

     

    韓国軍は、なぜウソをついたのか。それは、自分たちのミスがバレルと処罰を食うからです。軍隊での「ウソ」は深刻なのです。前線からウソの情報が司令部に上げられ、作戦ミスが起これば全軍の危機が訪れます。正しい情報に基づいても、「作戦ミス」は起こり得ます。だが、「ウソ情報」は絶対に許されないのです。これが、強い軍隊の鉄則と言われています。

     

    韓国軍は、軍全体がウソの塊になっています。それは、昨年12月の海上自衛隊哨戒機にレーダー照射した事件で証明されました。海上自衛隊は韓国軍の友軍です。国防部長官の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)氏は、空軍パイロット出身で二度も自衛隊幹部学校へ留学しています。海上自衛隊哨戒機が、国際規則に従って哨戒任務に当っていることを知り尽くしているはずです。

     

    それにも関わらず、鄭長官はレーダー照射を否定して、自衛隊哨戒機が韓国艦船を低空飛行して威嚇したというウソ話に仕立てて日本批判の旗を振ったのです。鄭氏は、これによって韓国軍内部に、ウソ情報が許されるという軍規を揺るがす大きな誤りを冒しました。鄭長官は、「武人」ではありません。ただの「商売人」でしょう。

     


    これと類似の問題は、韓国官僚組織に広がっています。

     

    日本は現在、韓国への戦略物資輸出について、「ホワイト国」扱いを中止すると発表しました。半導体製造の3素材の「輸出規制」と言われている問題です。これについて、日本の経済産業省は、韓国の産業通商資源部に対して、「民生品については輸出審査が済めば従来通りの輸出」と伝えているにもかかわらず、韓国はご存じの通り国を挙げての日本批判です。自由貿易の原則を破った。世界のサプライチェーンを破壊する、等々の悪口雑言を連発しています。

     

    なぜ、あのようにウソ八百を言い出したのでしょうか。「ホワイト国」を外されることがメンツを潰されたという認識なのです。その不名誉を挽回すべく、ありもしない話の尾ひれをつけて、「ホワイト国」からの除外を阻止しようとしているのです。韓国中が、このウソ話に乗せられて大騒ぎしている。韓国官僚制に見る前近代性に驚くほかありません。まだまだ、朝鮮李朝の殻をつけているのです。

     

     


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    韓国の産業通商資源部(産業部)と日本の経済産業省のやり取りは、昨年12月の海上自衛隊哨戒機を巡る日韓双方の対立に似通ってきた。経産省は、韓国を「ホワイト国」から外すのは、純粋に国内手続きであり、韓国の了解と取るべき問題でないとして突っぱねている。

     

    法的には、確かにその通りである。それにも関わらず、韓国がここまで騒ぎを大きくしている理由は何かだ。「ホワイト国」から外されるというメンツの問題が絡んでいることだ。経産省担当官の説明では、「ホワイト国」を外れても民生品は全て申請通りに輸出が許可されていると指摘している。

     

     NHKが18日、経産省が半導体・ディスプレイ素材の輸出規制に関連して軍事転用のおそれがなければ、迅速に輸出許可を出す方針だと報じたのは、正しい情報である。韓国は、このような事情が分りながら、あたかも日本が恣意的に輸出許可を選別しているごとき話をしているのは明らかに誇張している。

     

    韓国は、「ホワイト国」問題を国内の責任逃れに利用しているようだ。これは、海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件とよく似ている面がある。レーダー照射したのは事実である。だから海上自衛隊哨戒機は、なぜこういうことをしたのか、即座に韓国艦艇へ問い合わせている。それは、公開された日本のビデオで証明済みである。

     

    ところが、韓国は「下手な英語で聞き取れなかった」と噓をついている。艦名とナンバーまで告げているのだから聞えないはずがない。違法なレーダー照射をして責任逃れをするために、「聞えなかった」とぼけたのだ。いずれにしても、レーダー照射されたから問い合わせたのだ。これが、全てを証明している。

     

    韓国国防部は結局、レーダー照射はしていないと噓を言ったほか、海上自衛隊哨戒機が韓国艦艇を威嚇したという話に仕立ててしまい、日本を批判する大キャンペーンを張った。こういう噓常習犯の韓国官僚のパターンから言えば、「ホワイト国」問題を悪用しようと国際キャンペーンを張ろうとしているのは当然である。世界中から同情を得ようという戦略かも知れない。

     

    日本の経産省は、韓国産業部に対して説明した内容を、韓国側が一方的に公表し信頼関係を損ねたので今後、会うことはないと記者会見を開き説明した。

     

    『産経新聞 電子版』(7月19日付)は、「経産省、韓国のやり取り公表に憤り 輸出管理強化、会談要求拒む」と題する記事を掲載した。

     

    (1)「韓国産業通商資源省の李貿易政策官は19日の記者会見で、日本政府による対韓輸出管理の厳格化をめぐり、局長級による協議を24日までに開催するよう日本側に訴えた。これに対し、経済産業省の岩松貿易管理課長は19日、会見し「国内の運用見直しで、協議する性質のものではない」として拒否する考えを改めて示した。今後のやり取りについては、「事務レベルでメールを中心に続ける」と述べた」



    (2)「岩松氏は、李氏が会見で、12日の事務レベル会合で韓国側が「原状の回復と規制強化の撤回要請を求めた」と改めて主張したことを批判。「発言はなかった」と強調したうえで、「本来、やり取りは安全保障上の貿易管理にかかわるもので非公表。誤った情報を含めて公表することに憤りを感じる」と述べた。その上で、こうした状況が続いていることについて「(両国の関係が7月以降)悪化している」と発言した」

     

    (3)「日韓協議についても、「事前合意なく、2国間のやり取りが公開される状況が改善されない限り、信頼関係に基づいた政策対話の開催は難しい」とした。2国間対話を3月以降に開くことで合意していたと李氏が説明したことに対して岩松氏は、「昨年12月に、(韓国側が)2019年3月以降でないと開催できない、と一方的に伝えてきただけで合意した事実はない」と断言した」

     

    (4)「李氏は、日本が兵器拡散の恐れがないとして輸出手続き簡略化などの優遇措置を設ける「ホワイト国」指定から韓国を外すことが、「両国経済のみならず、世界の供給網にも甚大な影響を及ぼす」とも強調。これに対し、岩松氏は「民生用途であるならば許可する。影響するとは考えていない」と否定した」

     

    下線を引いた部分は、重要である。民生用途であるならば輸出許可するので、韓国の主張する世界の供給網に甚大な影響を与えない、としている。この点は、韓国側は冷静に聞くべき点だ。WTO提訴とも無関係な話である。韓国とはいかなる国か。改めて世界に問いかけたいものである。


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    日本の梅雨も不順だが、中国南部では連日の豪雨で被害が続出している。死者が川を流されて行くほどで手がつけられない状態だ。政府は、この惨状の報道を禁じており、ユーチューブに画像が投稿されて被害実態の酷さを伝えている。

     

    『大紀元』(7月19日付)は、「中国南部、ほぼ水没、連日豪雨で河川決壊、メディアが報道せず」と題する記事を掲載した。

     

    中国の珠江、湘江、長江流域では連日の豪雨により、約4000本の河川で警戒水位を超えた。湘江では、堤防が決壊するなどの災害が起きている。被災者が投稿した動画には倒壊した建物や押し流された線路、水面に浮かぶ死体が映っている。一方、中国メディアはこの災害にほとんど触れていない。

    7月上旬以降、中国では江西、広西、広東、湖南など10以上の省で水害が発生している。政府機関は14日、国内の377の河川が警戒水位を超えたと発表した。全国で出された防災警報は合計1万5000回に上る。

     

    (1)「ツイッターには各地の豪雨の様子を撮影した動画が投稿されている。湖南省で撮られた動画には、湘江両岸で水面が河川敷より5メートルも高くなり、付近の住民が決壊を防ぐため急いで砂嚢を積む様子が映し出されている。別の動画には洪水で亡くなった人の遺体が流される様子も映っている。湖南省衡山県では9日朝6時、曹家湖堤防が幅15メートルにわたって決壊し、樹木の高さにまで水があふれ、楊梓坪村など4つの村が水没し、134ヘクタールの土地が流された」

     

    一般家庭では、ベッドまで浸水している状況が撮されているほか、犠牲者の葬列が洪水の中を進んでいく、という想像もできない光景が映し出されている。被害のほどが分る。一方では、三峡ダムの地盤に亀裂が入っているのではという、深刻な情報も飛び交っている。こういう中で、中国政府はあえて洪水関連情報を全て締出しているのかも知れない。 

     

    (2)「湖南省の洪水干ばつ対策本部は11日、同省の被災者数は約280万人で、行方不明者は6人、死者は少なくとも11人、経済的損失は53億元(約835億円)を超えると発表した。中国政府は被災地救援の指示を出したと発表するにとどまり、具体的な被災状況については公にしていない。中国中央テレビは17日深夜のニュースで、アメリカの停電の情報を流したが、湖南省の水害については全く報道しなかった。湖南省に住むある女性は海外メディアの取材を受け、「地元のニュースで何も報道されていないので、被災者の人数は全く知らない」と述べた。また別の女性は「政府はいつも真実を隠し、一般市民が生き延びる道すら閉ざしてしまう」と語り、怒りをにじませた」

     

    日本を襲うと心配された台風5号は、中国南部をかすめている。被害は、さらに広がっているにちがいない。洪水被害という身近な情報すら遮断している目的は、社会不安の防止であろう。中国は、ここまで末端が社会不安におののいているのだろう。


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    韓国で中立立場の『聯合ニュース』が、いたずらに日本との対立を続ける無益さを報道するようになってきた。国内では、「日本製品不買運動」が派手に報道されて「反日」を煽っている。だが、不買は一時的な鬱憤晴らしになっても、これで日本が譲歩する訳でもない。虚しさが募るだけである。

     

    韓国が、現在の日韓対立を収拾するにはどうするかだ。自己主張のみでは、軋轢を増すばかりである。『聯合ニュース』(7月19日付)は、次のように指摘している。

     

    「関係の立て直しに向けては、まずは韓日間で最低限の対話チャンネルを復活させ、問題の解決を巡り2国間で虚心坦懐(たんかい)に議論する必要があると指摘される。また、韓国政府は日本に不当な報復措置の撤回を強く求めながらも、戦略的判断に基づいた対応を取るべきだとの声も次第に強まっている

     

    下線をつけた部分は、韓国政府が日本に妥協せよと迫っている。日本側の立場からすれば、韓国を「ホワイト国」から外さざるを得ない事情がいくつもある。原因をつくったのは韓国だ。自国の行った日本への「非礼」の数々を忘れた振りをするのでなく、改めることである。それが、「戦略的な判断」というのであろう。

     


    『中央日報』(7月19日付)は、「
    韓国、日本の経済報復には厳重対処するものの徴用問題には交渉力発揮すべき」と題するコラムを掲載した。筆者は、朴チョル熙(パク・チョルヒ)/ソウル大学国際大学院教授である。

     

    (1)「韓国政府が強制徴用判決に対する後続対策を出すことができないなら、(日本は)2次・3次報復措置を出す可能性が高い。もちろん日本も損害を受けて痛みはあるが、韓国のほうがはるかに大きな苦痛に耐えなければならない「非対称的被害」という点を見落としてはいけない。韓国が世界貿易機関(WTO)に提訴して正当性を訴えるのは当然だが、結論が出るまでに2~3年はかかるので直前の実効的対策にはなりえない」

     

    日韓が対立すれば、韓国が「非対称的被害」で大きな損害を被ることを指摘している。だから、韓国は無益な対抗をすべきでないと説いている。

     

    (2)「 韓国政府は日本の輸出規制措置が「輸出禁止措置」ではなく「輸出制限措置」であることをよく分かって対処する必要がある。煩わしい手続きが増えて納品期日が遅れても日本が輸出をしないということではない。過度に大騒ぎする必要はない。日本が短期間に輸出規制措置を引っ込める可能性が高くない状態で、韓国政府と企業は輸出規制が過度に強硬一辺倒の原則主義に流れないように日本と円滑な疎通を持続していく必要がある」

    非「ホワイト国」扱いは、「輸出禁止措置」ではなく「輸出制限措置」であることを説明している。それ故、韓国が強硬一辺倒で日本に対応することは、無益であると指摘している。

     

    (3)「日本と妥協できる部分は妥協し、韓国側が与えられるものは与える交渉の技術を発揮する時だ。日本が要求してきた福島近隣8県の水産物禁輸措置と関連し、日本が輸出品目を全数調査するという条件で一部解除するのも友好的ジェスチャーになりえる。WTOで勝訴した状態なので、優位に立った交渉が可能だ」。

     

    韓国は、福島近隣8県の水産物禁輸措置を「全数調査」を条件に緩和することも必要としている。これを糸口に、日本との交渉を始めるようにと「知恵」をつけているのだ。

     

    (4)「 何より強制徴用判決に対する政府の後続措置を真剣に考慮するタイミングがきた。日本と事前協議のない韓国の拙速な代案提示はかえって日本をさらに刺激しかねない。実質的に両国が受容できる代案の摸索に積極的に取り組まなければならない。どんな形であろうと韓国政府が含まれない措置は日本が応じる可能性がほとんどない」

    韓国は、徴用工問題で日本が受入れ可能な案を事前に示して反応を見るべきとしている。一方的に韓国案を提案しても、日本が拒否するだけだと指摘する。この辺り、文大統領よりはるかに柔軟である。日本は、韓国良識派がこういう動きをしていることを知っておくべきだろう。


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