痛ましい事故である。最貧国のラオスでは、電力が輸出全体の約30%を占めている。こういう経済状態の中で起こった事故だけに、ラオス国内では大きなショックを受けている。
限られた情報であるため詳細は不明であるが、現時点で判明した点だけをお届けしたい。
韓国紙『中央日報』(7月27日付)は、次のように報じた。
「韓国国土交通部が26日に発表した「2018施工能力評価」で、最近決壊したラオスのダムを施工したSK建設がダム建設分野で韓国トップと確認された。2014年から4年連続で1位。特に2014年にSK建設が韓国西部発電と始めた「セナムノイ水力発電所」プロジェクト(注:今回のダム決壊事故)がダム建設分野1位の決定的な役割をしたという分析だ。しかし92.5%の工程率で工事をほとんど終え、来年2月に竣工して商業運転を控えていたラオスのダムが決壊したことで、SK建設の信頼度は大きく落ちた」
韓国のダム建設1位の評価を受けているSK建設が関わった事故である。だが、地元ラオスでは、ここ数年にわたり環境問題で議論を呼んでいたという記事が報じられている。
韓国紙『ハンギョレ』(7月25日付)は、次のように報じた。
「この数年間、現地の環境団体はセピエン‐セナムノイ水力発電計画が反環境的、反人権的だという理由で憂慮を示していたという。2013年、韓国企画財政部国政監査では、有償援助(EDCF)の一つである同事業が環境影響評価をきちんと受けていないという指摘が出ていた」
「最貧国に分類されるラオスは、メコン川とメコン川支流が流れる利点を利用し、電気を輸出の主力商品に選定した。援助を受けてダムを建設し電気を作り、近くのタイなどに販売する方式だ。ラオス政府は『アジアのバッテリー』になるという抱負を明らかにしてきた。ラオス全域には39カ所の水力発電所があり、53カ所以上の発電所が建設中または建設計画が用意された状態だ。ラオスは水力発電で得た電気の3分の2を輸出しており、これはラオスの輸出全体額の約30%を占める」





