孔子学院は、中国語と中国文化を広めるのが表向きの役割。実態は、諜報機関として活動している。大学に付設されるケースが多く、学生をスパイに引き込む窓口となっている。米国では、FBI(連邦捜査局)が常時、監視する危険な存在としてマークされている。
『人民網』(12月7日付)は、「孔子学院世界に548校」と題する記事を掲載した。
(1)「中国は現在154ヶ国・地域に孔子学院を548校、小中学孔子課堂を1193ヶ所設立しており、その学生の数は187万人にのぼる。孔子学院は長年に渡り言語を糸として、中国と世界150数ヶ国の人々の心を結ぶきずなという綱を編み上げてきた。同時に自身の教育水準を絶えず向上させてきた。孔子学院の専門・兼職教員は4万6700人で、国際中国語教員基準、学習基準、教育大綱、試験大綱の改善を続け、健全な中国語国際教育品質標準体系を構築し、教育の質を高めている」
孔子学院の講師は中国が派遣する。教材もすべて中国政府が決定している。米国で問題になったのは、学外において、教材やカリキュラムが決められるなど、大学教育への干渉が忌避された。同時に、中国人留学生を使ってスパイ活動をさせた点も問題になった。カナダや米国で、大学が孔子学院を閉鎖させた。米国では議員が先頭に立って、閉鎖運動を進めている。
(2)「孔子学院本部責任者、国家漢語弁公室副主任の馬箭飛氏によると、今年世界で新設された孔子学院は30校。中国は2004年より、英国やフランス、ドイツなどの自民族言語普及の経験を参考にし、海外で中国語教育と中国文化の伝播を主旨とする非営利教育機関・孔子学院の設立を模索し続けている」
中国政府が、孔子学院を世界中に広めているのは、世界覇権計画の一環である。これは、中国政府自身が立てた計画で明らかにされている。日本でも孔子学院が私学系大学に併設されているが、国公立大学はゼロである。文部科学省が危険な存在として併設に難色を示しているものと予想される。
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