昨年10月、韓国海軍主宰の観艦式で海上自衛艦に旭日旗を掲揚しないよう求めた一件があった。韓国は、日本を招待しながら旭日旗不掲揚の条件を出してきたのだ。これに反発した日本が、招待を受入れず辞退した。
今秋の日本主宰の国際観艦式では、韓国海軍を招待しない線が濃くなっている。現在、日本から韓国海軍へ招待状が届いていないからだ。韓国メディアは、中国海軍が招待されて、韓国海軍が外されたことに不満を漏らしている。韓国海軍が昨年10月、海上自衛隊に行った「仕打ち」を考えれば当然のこと。お互い様なのだ。
『レコードチャイナ』(9月24日付)は、「日本が韓国を観艦式に招待せず、韓国メディアは不満『中国まで呼んだのに』」と題する記事を掲載した。
韓国『ソウル新聞』(9月24日付)は、「日本政府が来月開かれる海上自衛隊の観艦式に韓国を招待しないことを決めた」と伝え、「日本は米国や英国など伝統的な友邦だけでなく中国まで招待しておきながら韓国を除外した」と不満を示した。
(1)「記事は、読売新聞の報道を基に「韓国海軍が昨年12月に海上自衛隊に火器管制レーダーを照射したことに関して事実関係を認めず、再発防止策の提示もしないことから、日本政府は韓国軍を観艦式に参加させないことにした」と伝えている。海上自衛隊は3~4年ごとに友邦国の艦艇を招待し、観艦式を開催している。今年は来月14日に相模湾で行われる。海上自衛隊は昨年10月、韓国海軍が済州島で開催した国際観艦式への駆逐艦の派遣を計画していたが、韓国が旭日旗の掲揚を認めなかったため参加を取りやめていた」
韓国は、国際観艦式という友好第一の儀式で、招待した日本に対して旭日旗を掲揚するなとは、随分と失礼な話である。日本が法的に定めた軍旗について、韓国は気に入らないから掲揚するなとは常識外れである。余りにも幼稚な振る舞いである。日本の国際観艦式で韓国海軍を招待しないのは当然である。
(2)「韓国国防部は、「招待状を受け取っていないため、現在までに決定したことはない」とし、「観艦式の参加対象は主催者の日本が決めること。日本が招待状を送ってくれば参加するかどうかを決める」と説明した。これに韓国のネットユーザーからは、「目には目をということ?日本らしい幼稚な対応」「日本はそんなことをしておいてGSOMIA破棄撤回を期待するなよ」「正直、米国がいなければ日本は敵国。韓国に対して挑発を繰り返し、植民支配までした国と友邦になれるはずない」などと批判する声が上がっている」
韓国のネット民は、日本が韓国を招待しない事情がよく理解できないのだろう。旭日旗問題が根底にあること。感情論で、日本の問題に干渉するような振る舞いを反省すべきである。
(3)「また、「韓国政府は招待されても行かないと言うべきだ」「観艦式の時間に独島(竹島の韓国名)防衛訓練をしよう」「東京五輪も不参加だ」などと主張する声も。一方で「安倍首相の文大統領無視はいつまで続くのか」「韓国が国際的な仲間外れになっていく」などと懸念を示す声も上がっている」
日本は、韓国が反日をやろうとも困ることはない。韓国が「反日不買運動」をすることで、消費者不安心理が高まって逆に、損をする立場なのだ。日本へ対抗する経済的なマイナスを認識すべきである。韓国国民は、潜在意識でそれを知っている。