岸田首相が22日(現地時間)、ニューヨークで10月11日から外国人旅行客の受入れを全面解禁すると発表した。この報道を最も歓迎しているのが韓国である。「反日メディア」で知られる『ハンギョレ新聞』までが大きく報じる騒ぎだ。
韓国では、これだけ日本旅行のリピーターが多いことを示している。23日の格安航空券予約は普段の3倍に跳ね上がっているという。2019年に韓国で起こった「反日不買運動」以来の「日本旅行ブーム」になりそうだ。
『ハンギョレ新聞』(9月24日付)は、「扉を開く日本…ノービザに円安も重なり『観光特需』なるか」と題する記事を掲載した。
日本の岸田文雄首相は、来月11日からビザなしでの外国人の日本入国を再開すると発表した。岸田首相は22日(現地時間)に米ニューヨークで行われた記者会見で、「入国者数についての上限撤廃、個人旅行の解禁、ビザなし渡航の解禁」を行うと述べた。日本の首相官邸が明らかにした。
(1)「日本政府は新型コロナウイルスの世界的な拡散を受け、2020年春にすべての国を対象とした新規入国禁止措置を取った。その後はビジネス目的の入国の受け入れ、団体観光の再開と、徐々に規制を緩和してきた。これまでは1日の入国者数の上限を定めて規制しており、外国人観光客のビザなし入国および個人旅行は認めていなかった。しかし、コロナ感染者が次第に減っている中、円安による観光特需を期待する声の高まりを受け、突如として門戸を開いた」
日本国内では、円安を歎いているだけでなく、逆に円安を武器に海外旅行客を全面受け入れするほうがプラス、という認識が高まっていた。韓国では、日本旅行が「近い・安全」という条件を揃えていることから、最も人気の海外旅行先になっていた。それが、復活するということだ。
(2)「日本円は1ドル=140円台にまで円安が進み、ここ24年で最低水準を記録しており、日本銀行が約24年ぶりに円買いドル売りの為替介入に踏み切ったほどだ。韓国からの観光客は、コロナ禍に伴う2020年の規制前まではビザなしで日本に最長90日滞在できたため、今回の観光客の無ビザ入国再開で、韓日の往来がより容易になるとみられる。岸田首相は記者会見で、自国民の国内旅行やイベントの支援政策なども来月11日から開始すると明らかにした。「コロナ禍で苦しんできた宿泊業、旅行業、エンタメ業などを支援していきたい」と語った。
韓国人にとって、円安のメリットは大きい。これまで訪日できなかった「モヤモヤ」を一気に張らすような雰囲気を感じる。すでに、知日派メディア『朝鮮日報』の論説委員は、日本旅行の楽しみをコラムで掲載するほど。この論説委員は、これまでに富士登山4回、全都道府県を取材で回ったというほど。だが、韓国の日本リピーターは、日本人の行かないような孤島まで足を延ばしていると指摘。韓国人の日本への関心の高さに脱帽している記事であった。
『中央日報』(9月24日付)は、「韓国、日本ビザ免除発表日に航空券販売300%急増」と題する記事を掲載した。
(3)「ハナツアーは、今月1~22日の海外旅行予約は前月同期比173.7%増えたが、日本は同じ期間に776.6%増加したと明らかにした。9月の予約のうち日本が占める比率は36.1%にのぼる。チャムチョウン旅行も今月の日本商品の販売が前月比で500%増え、53件の日本旅行商品を販売中だと明らかにした。同社の関係者は「2019年7月に韓日関係が悪化してから3年以上、日本旅行商品の販売はほとんどゼロに近かった」とし「ビザ免除決定で2019年7月以前の水準を回復すると期待している」と述べた」
九州は、観光旅行客で最も潤っていた地域である。団体旅行でゴルフをして楽しむ客が多かったからだ。個人旅行では、関西へ集まりそうだ。韓国人にはなぜか、関西の雰囲気が好みらしい。
(4)「日本パッケージ旅行、航空券と宿舎だけの商品は9月に入って人気が高まった。一方、旅行会社を通さず航空券と宿舎を直接予約する個別旅行は再開時期が明確でなく、旅行者は状況を眺めていた。22日に岸田首相の発表が出ると、航空会社、ホテル予約サイトを通じて10月11日以降の予約が急増した。旅行コミュニティーサイトも各種旅行情報や質問などで久しぶりに活気を帯びている。LCCの日本往復航空券販売量も急増している。エアソウルは今月23日、11・12月出発の「アーリーバード」航空券販売を始めたが、同日午前の日本路線販売量は前日の同じ時間帯より300%増加した。エアソウルの関係者は「東京、大阪、福岡の順で航空券がよく売れた」とし「高松、米子などコロナ以前に運航した小都市も同期に再就航する計画」と伝えた」
LCC(格安航空券)の予約が、300%増という人気ぶりである。円安も加わって、格安航空を運行する企業は久しぶりの「春」になりそう。「反日不買運動」直前には、日本向けLCCを目的に設立した航空企業が2社も出るほど。それほどの加熱ぶりを見せていたのである。そういう時代に戻るかどうか。





