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韓国は、新型コロナウイルスへ油断したばかりに、中国の巻き添えを食って地獄の苦しみを味わう事態に追い込まれている。文政権が、自らの支持率引上げという政治的な意図優先で、中国との門戸を閉じずにいた結果だ。韓国の現状は、まさに「火中」に放り込まれている。

 

この結果、62ヶ国が韓国人の入国制限を実施している。中国では、韓国へ事前に何らの連絡もせずに、入国と同時に有無を言わせず14日間の強制隔離対象にさせられたケースもある。こういう中国の扱いに対して、韓国は憤激しているがどうにもならない。感染者が激増しているからだ。

 

中国国家移民管理局によると13日時点で、世界130カ国が中国人の入国停止や健康状況の申告義務づけなどの入国制限措置を実施している。米国やオーストラリア、シンガポールなどは自国民を除き、直近2週間以内に中国本土に滞在歴がある人については、原則として入国を拒否する措置を実施するほどの厳しさである。

 

『聯合ニュース』(2月28日付)は、「韓国からの入国制限、62カ国・地域に増加」と題する記事を掲載した。

 

韓国での新型コロナウイルスの感染者急増を受けて韓国人の入国を制限する国・地域が増え続け、国連加盟国(193カ国)を基準にすると、世界の3分の1に上る。

 

(1)「韓国外交部によると、28日午後6時50分現在、62カ国・地域が韓国人の入国を制限している。同部は本部や在外公館を総動員して各国に新型コロナウイルスへの韓国政府の取り組みを説明し、入国禁止などの措置を控えるよう求めているが、増加に歯止めがかかる気配はない。韓国人を全面的または部分的に入国禁止としているのは30カ国・地域で、前日より8カ国増加した。入国手続きを強化した国・地域は21から32となった」

 

韓国人への入国制限は28日現在、62ヶ国に及んでいる。爆発的な感染者増加状態であるのでやむを得ない措置だ。

 


実は、日本も安閑としていられない。日本の入国制限をかけている国が増えているのだ。

日本外務省によると26日現在、日本を含む感染者が確認された国からの入国制限を行っているのは、ミクロネシア連邦、サモア、キリバス、ツバル、ソロモン諸島、コモロ、イスラエル、それにイラクである。このうちイラクは、日本などからの外国人の入国を禁止すると発表している。またイスラエルは、過去14日間に日本や韓国に滞在した外国人の入国を禁止するとしている。同様の措置をクウェートも始めた。

カザフスタン、リベリア、インドのケララ州、オマーン、イギリス領ジブラルタルは、入国自体は禁止していないが、入国後一定の期間、外出制限や医療機関による経過観察を義務づけている。以上は、『NHK・NEWS WEB』(2月28日付)が報じた。

 

(2)「中国は、山東省、遼寧省、吉林省、黒竜江省、福建省に続き広東省、上海市、陝西省、四川省でも韓国からの入国者に対して隔離などの措置を取っている」

 

中国では9つの地方政府が韓国からの入国者に対して隔離措置を取っている。韓国の中国への配慮に比べれば雲泥の差である。中国は自らガードを堅め、韓国に対してはフリーパス入国を求めるという不平等を要求している。

 

文大統領は、中国経由の入国制限に対して、次のように指摘している。

 

「韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、国内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、一部から出ている中国人の入国全面禁止を求める主張について「入国禁止は不可能で実益もない。これを政治争点化するのは望ましくない」との考えを示した。国会で開かれた与野党4党の代表との会合で述べた。文氏は中国人の入国を禁止する場合、韓国側の不利益が大きいとの見方を示した。また、2月4日以降、中国人入国者のうち新型コロナウイルス感染が判明した人はいなかったとした上で、「既に入国禁止に関する管理が徹底的に行われているため(全面的な入国禁止は)実効性がない」と強調した」(『聯合ニュース』2月28日付)

 

文大統領は、「水際作戦」で100%、感染者を食い止めていると指摘している。これは、はなはだ自信過剰な発言である。今回のウイルスが「無症状」という特色を持っている点を見落としている。韓国の医療専門家が、6回も全面的な中国経由の入国禁止を献策した理由はこれである。文氏は、医療の素人であって専門家の意見を聞き入れるべきなのだ。

 

文氏は、中国人の入国を禁止する場合、韓国側の不利益が大きいとしている。多分、中国が報復措置として韓国人を締め出すと脅しているのであろう。米国は、中国経由の入国を締め出している。中国は、米国に何らの対抗措置もしていないのだ。米韓が、共同作戦を取れば中国に対抗できるはずで、ミスミスその機会を失い、現在の状況を招いたのだ。