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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、内弁慶である。国内では「敵・味方論」で敵方に対して容赦ない扱いだが、海外要人には卑屈なまでに辞を低くするタイプである。その典型例が、中国の習近平国家主席との電話会談で、中国共産党礼賛をしたことに現れている。韓国は、この中国共産党の軍隊である人民解放軍義勇軍に侵略されたのである。

 

米国議会上院で次期外交委員長に内定しているロバート・メネンデス氏が、先の文大統領の中国共産党礼賛に厳しく批判した。

 

『朝鮮日報』(2月4日付)は、「中国共産党称賛の文大統領に向かって「なぜ我々は共に血を流したのか」と問いかけた米議員」と題する社説を掲載した。

 

ロバート・メネンデス次期米上院外交委員長が本紙とのインタビューで、親中・親北朝鮮に傾く文在寅政権に対する懸念を吐露した。

 

(1)「米民主党所属議員でバイデン大統領と近い同氏は、文大統領が習近平中国国家主席との電話会談で、中国共産党創党100周年を「心からお祝い」したことについて、「(中国共産党の)歴史を大いに喜ぶことに何があるのか、私はよく分からない」「失望したし、心配になる」と述べた。また、中国共産党の価値を韓米が共有することはできないと言った上で、「こんなことをしようと思って、我々は共に血を流して韓国の防衛と韓半島(朝鮮半島)非核化のために資源を投入し続けたわけではない」とも言った」

 

文大統領は、もともと北朝鮮の「チュチェ思想」に心酔してきた人物である。共産主義に親近感があるのだ。だから、中韓首脳会談であのようなお世辞を平気で言えるのであろう。役者でなければ、心にもないことを言えるものではない。

 

(2)「6・25(朝鮮戦争)で韓米軍は中国軍に対抗して国を守った。中国軍のために数多くの人が死に、統一はできず、今も我々は桎梏(しっこく=手かせ・足かせ)から逃れられていない。メネンデス議員は文大統領に「中国共産党を称賛するのなら、我々は当時、何のために血を流して戦ったのか」と問いかけているのだ。この問いかけを文大統領にしたいと思っている韓国人も多いことだろう」

 

文氏は、学生運動家でもあった。民族統一派であるから共産主義でもいいので南北統一しようという、単純な民族主義者でもある。文氏が、北朝鮮へ原発を贈ろうと真面目に考えていたのは、民族主義者の象徴的な行動である。

 


(3)「今、米国で超党派的な支持を得ている唯一のトランプ前大統領の政策が、「中国への圧力」だ。バイデン政権も公に「引き継いで発展させるだろう」と言っている。習近平主席の中国は覇権意識を露骨に見せている。香港と台湾を抑圧し、東シナ海・南シナ海では武力で影響力を拡大している。韓国の西海(黄海)も中国の内海と見なし、「西海工程」を行っている。その一方で、自国の少数民族の人権は踏みにじっている。米国の官民は今、このような習近平主席の中国に警戒心を大幅に強めている。ところが、文大統領はバイデン大統領よりも習近平主席と先に電話会談し、「中国の影響力が強まっている」と称賛した。そのような人物は世界の民主国家の指導者の中で1人しかいない」

 

文大統領には、共産主義恐怖論はゼロである。むしろ、歓迎の立場であろう。韓国軍は、北朝鮮軍を「主敵」としてきたが、これを外させたのは文氏である。代わって、自衛隊が「主敵」になっている。海上自衛隊の「旭日旗」を嫌悪しており、韓国入港の際は旭日旗を降ろせと要求したほどだ。海上自衛隊は、これを拒否して釜山へ入港しなかった例がある。

 

(4)「メネンデス委員長は、「6・25以降、韓国を経済的な虎にしたその原則を擁護してほしい」と言った。とにかく米国の側についてほしいというのではなく、民主主義・自由市場・法治・人権などの価値の側についてほしいということだ。戦火の灰にまみれた韓国を世界の主要国にしたのは共産党の独裁ではなく、自由市場と民主・法治だった。中国共産党の何を賞賛しようというのか」

 

文大統領に、下線のような認識はゼロである。反市場主義の政策を行っており、韓国経済の基盤はガタガタになっている。皮肉な言い方をすれば、日本には好都合な大統領かも知れないが、韓国国民にとって不幸な大統領である。

 


(5)「メネンデス議員は、「対北朝鮮ビラ禁止法」についても「北朝鮮の人々に情報を与えることは重要だ」と言った。さらに、シンガポール米朝首脳会談についても「トランプ(前)大統領がしたことはすべて、金正恩(キム・ジョンウン=朝鮮労働党総書記)を正当化した」「北朝鮮は核・ミサイル計画を進展させた」「こうした歴史を知りながら、なぜ(文大統領は)それがバイデン政権も継続すべき政策だと言えるのか、私はよく分からない」とも言った。そして、「もしも、その(シンガポール米朝首脳会談)ようなことを続けたいと思っているなら、それは『災いのもと』だ」とまで言った。これ以上、補うべき言葉はない」

 

文大統領の頭には、南北統一論しかないのだ。それには、北朝鮮の言い分をすべて認めるという認識である。文氏が、民族主義者で共産主義受入れ論に立つだけに、限りない北朝鮮派になっている。米国バイデン政権とは、完全にスタンスが異なっている。

 

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2021-02-04

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