テイカカズラ
   

初めての顔合わせとなった日韓外相会談は、たったの20分間で終わった。通訳を除けば10分ぐらいだろう。挨拶程度だ。韓国は、例の歴史認識=謝罪の要求というお決まりコースである。毎度、同じことを言って恥ずかしくもないのだろうか。外交交渉で、75年前のことを持ち出してくる韓国。茂木外相も話す気力が失せたに違いない。

 

『聯合ニュース』(5月5日付)は、「韓日外相、未来志向確認も歴史問題では隔たり」と題する記事を掲載した。

 

韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は5日(現地時間)、英ロンドン市内のホテルで日本の茂木敏充外相と会談を行った。韓日外相が対面で会談するのは昨年2月以来で、両氏による2者会談は初めて。

 

(1)「会談では共通の関心事である北朝鮮核問題での協力を確認したものの、韓国の裁判所が日本側に旧日本軍の慰安婦被害者と強制徴用被害者への賠償を命じた判決などの問題や、日本政府が東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を決定した問題などについては、立場の違いが浮き彫りになった」

 

正味10分の会談では、双方がただ、自国の主張をぶつけ合う程度のものであろう。

 


(2)「両氏はこの日、米国のブリンケン国務長官を交えた韓米日外相会談を終えた後、約20分にわたり2者会談を行った。外交部は会談後に出した報道資料で「両長官は韓日が北東アジアおよび世界の平和と繁栄のために緊密に協力する必要性があることに同意し、韓日関係を未来指向的に発展させていくという考えで一致した」と伝えた。両氏は北朝鮮核問題と関連し、韓日および韓米日が緊密に意思疎通してきた点を評価し、今後も朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着に実質的な進展をもたらすために協力を続けることを確認した」

 

韓国は、徴用工問題と慰安婦問題の国際法違反判決に対して、解決案を出さなければならない立場である。

 

(3)「鄭氏は会談後、聯合ニュースの取材に対し、「良い話し合いができた」と伝えた。韓日は大きい枠組みでの関係発展に同意したものの、両国を巡る懸案については立場の差を埋めることができなかった。鄭氏は日本が汚染水の海洋放出について、周辺国との十分な事前協議なしに決定したことに深い憂慮と反対する立場を伝えた。また汚染水の海洋放出は韓国国民の健康と安全、また海洋環境に悪影響を及ぼす可能性があることから、極めて慎重なアプローチで同問題を扱うよう強調した。共同通信によると、茂木氏は日本の方針を批判する韓国政府の対応について懸念を表明したという。

 

韓国の鄭外交部長官は、「良い話し合いができた」と述べたという。初めて、日韓外相会談ができて、良かったという意味であろう。

 

韓国は、日本のトリチウム海洋放出問題に付いて、「初耳」のような対応している。日本は、過去100回も外交団に説明しているのだから、韓国は「知らなかった」では済まされない。真意は、韓国に特別に挨拶しろと言うことだろう。要するに、暴力団の「仁義を切らなかった」という類いの話である。日本は、韓国と特別に親しい関係でもなく、こういうときだけ「隣国」を持ち出してくることに嫌気がさす。クアッドの「日米豪印」の4ヶ国の関係から言えば、韓国との親密度はゼロ同然に違いない。

 


(4)「また茂木氏は鄭氏に対し、慰安婦訴訟問題に対する適切な措置を強く要求し、強制徴用訴訟と関連しては日本政府が受け入れ可能な解決策を韓国側が早期に提示するべきとするこれまでの立場を改めて強調した。これに対し鄭氏は、日本側の正しい歴史認識なしにはこの問題を解決することはできないと強調し、慰安婦被害者や強制動員被害者に関する政府の立場を説明した

 

外交で、歴史認識を持ち出したら終わりである。どこの国にも言分はある。過去の日韓基本条約では、それを乗り越えてきたから妥結したのだ。韓国は、それにも関わらず問題が起こるたびに、「歴史認識=謝罪」を持ち出す。もう、謝罪は時効のはずだ。日本は「武士の文化」である。約束は守る。過去は水に流す。韓国の文化とは異質である。

 

(5)「外交部当局者は「鄭長官は今後多様な懸案について意思疎通を強化すると話し、茂木外相もこれに対する完全な同意を示し、コミュニケーションをすると応じた」と伝えた。鄭氏は2月に外交部長官に就任。韓日間の歴史問題の解決などのため、いつどこでも茂木氏と会う姿勢を示していたが、日本が応じず、電話会談も行えずにいた」

 

韓国は、日本側とコミュニケーション強化を約束したという。ならば、早急に国際法違反状態を解決すべきだろう。