韓国進歩派は、欧米の進歩派と毛色が異なり民族保守派である。逆に保守派が、真の進歩派と言えるほど、複雑怪奇な政治状況である。反日の土壌は、民族保守派にあると言って間違いない。
この韓国進歩派で熱烈な文政権支持のジャーナリストとして知られている金於俊(キム・オジュン)氏が、また韓国ラジオで箸にも棒にもかからない、荒唐無稽な発言をしているという。これを信ずるリスナーもいるはず。韓国の民度はどうなっているのか、と心配になるほどだ。キム氏は、これまでに様々な社会事象で常識と異なる発言を展開してきた。代表的な例に、天安艦被撃事件、狂牛病扇動事件、セウォル号沈没事件がある。
キム氏は、朴槿恵(パク・クネ)政権がセウォル号を故意に沈没させたと主張した。朴氏は、このセウォル号事件も契機になり、弾劾されるに至った経緯がある。文大統領は、この事件を利用して政権を獲得した。この裏には、こういうキム氏のような熱烈な支持ジャーナリストが存在するのだ。そのキム氏が、再びコロナ感染者急増で窮地に立つ文氏を助けるべく、反日ウソ情報を流す構図が見て取れるのである。
『中央日報』(11月26日付)は、韓国の有名ラジオパーソナリティ「日本の感染者急減、韓国の診断キットなくて変異株検出できず」と題する記事を掲載した。
(1)「韓国の有名ラジオパーソナリティのキム・オジュン氏が、日本で新型コロナ感染者が急減していることに対して「日本は韓国の診断キットを輸入していないほぼ唯一の国」とし、「日本にある診断キットでは検査をしてもデルタ株を感知できない」と主張した」
コロナ・デルタ株の検出には、韓国製のPCRでなければ不可欠という「ウソ情報」を流している。ノーベル科学受賞者ゼロの韓国では可能であり、同受賞者23人の日本が不可能という逆立ちした話を信ずる向きがあるだろうか。世界で1~2位の技術貿易収支赤字国である韓国が、身のほど知らずに大法螺を吹いて恥ずかしいと思わないとすれば、民度が相当に低いと言わざるを得まい。
(2)「日本は最近、新型コロナ感染者が減少している。今月22日には今年に入って最も少ない感染者数(50人)を記録した。23日には113人、24日には77人を記録した。
キム氏は、「日本で新型コロナ感染者数が減少したことに関してさまざまな話が出ている。日本が新型コロナ検査を有料化したことに伴い検査量が減少し、死亡すれば日本では新型コロナ検査を特に行わない」と話した」
この手の話になると、「またか」という嫌悪感が先立つ。事実を確かめないで、噂を事実のように語るジャーナリストが、韓国にはいるのだ。日本の保健所検査は、感染が疑われる場合、無料で行なわれる。個人レベルで、「心配だから」と言った検査は有料にしている。
なぜ、このように差を付けているかと言えば、防疫体制が異なる結果である。韓国のように無料で全員検査する「全数調査」が、防疫原則から外れているのである。一見、正しそうに見えるが逆。基本は、「クラスター把握」である。感染が疑われるところで綿密な調査をすることで、感染予防するのだ。感染していても無症状の場合がある。それが、自然感染で社会全体の抗体を作らせて行くのである。
中国が、「ゼロコロナ」を徹底的に行っているが、逆に自然感染を防いでしまい、人為的にコロナ脆弱体質をつくるという、矛楯した結果を招いている。このまままだと、中国は23年一杯、ロックダウンを継続するほかないのだ。
(3)「続いて、「専門家に聞いたが、ここにもう一つ理由がある」とし、「日本は韓国よりもデルタ株がいち早く絶対優勢株になったはずだが、デルタ株はスパイクタンパク質の変異株が激しいという。米食品医薬品局(FDA)がこのスパイクタンパク質を検出部位として選択したPCR(遺伝子増幅)診断キットがある場合、デルタ株を検出できない確率が非常に高いという警告メッセージを出したことがある」と話した。キム氏は、「少なくとも3カ所以上、別々のところから検出してみなければならない。そうしてこそ新型コロナに感染しているかどうか分かると警告している。3カ所以上検出する診断キットのほとんどが韓国製」と話した」
このパラグラフは、素人が何も事情を知らずに、受け売りで喋っている感じである。かく言う私も、防疫学の素人である。だが、日本でデルタ株検出キッドを製造できないという話を真顔で聞くほどの「真空管」ではない。コロナ関連記事に関心を持って接していれば、自然と知識が溜まるはずである。キム氏には、そういう時間がないのだろうか。「反日」へ割く時間を少しは、「内省時間」に当てるように希望したい。


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