韓国左派は、あくまでも反日姿勢を貫いている。文在寅・前大統領までが反対声明を出す事態だ。韓国世論は、福島処理水放出をめぐって完全に二分される事態になった。
『中央日報』(8月25日付)は、「文在寅前大統領「私は日本の汚染水放流に反対」 韓国与党議員「鄭義溶前外交部長官、IAEAに従うと言った」と題する記事を掲載した。
日本の汚染水放流が始まった8月24日、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領はフェイスブックに「私は汚染水の放流に反対する。また、この問題に対する政府の対応が非常に間違っていると考える」と書き込んだ。文前大統領はこのような立場を明らかにした理由を「国民の力の河泰慶(ハ・テギョン)議員のため」と書いた。
(1)「河議員はこれに先立ち午前、「文前大統領は日本が処理汚染水を放流しても、韓国の海には影響が事実上ないことを知っているだろう。そのため、文在寅政府当時、〔鄭義溶(チョン・ウィヨン)〕外交部長官は国際原子力機関(IAEA)の結論に従うと言った」とフェイスブックに書いた。河議員は「そのため、文前大統領は民主党と異なる反応を見せている」とも述べた。文前大統領は河議員の主張が間違っているという旨で立場を明らかにしたわけだ」
文氏は、未だに大統領時代の権力を懐かしんでいるようだ。「元大統領」としてやるべきことは、国論の分裂拡大を防ぐことだろう。だが、現実にはガソリンを投げ込むような振舞である。
(2)「河議員が書いたように、2021年4月の国会対政府質問で鄭義溶元長官が似たような旨で発言したのは事実だ。しかし、正確な発言は「3つの条件が用意され、IAEAの基準に合致する適合性手続きに従うなら、あえて反対することはない」だった。「3つの条件」は▽日本の科学的根拠の提示と情報共有▽韓国政府と十分な協議▽IAEAの検証過程に韓国専門家が参加することだ。IAEAの検証過程に韓国専門家は実際に参加した。ただし、先の2つの条件について現政権・与党は満たしたとみているが、民主党はそうではないとみている」
文政権時代は、IAEAの結論に従う旨を表明している。文氏は、この立場から言えば、野党「共に民主党」を説得しなければならないのだ。その「汚れ役」を忌避して、一緒になって反対の神輿を担ぐ姿勢である。こういう元大統領が居たのでは、韓国は救われないであろう。
(3)「河議員は、「文前大統領は(現)民主党とは異なる反応だった」とも述べた。文前大統領は2021年4月、相星孝一駐韓日本大使と会談して汚染水に関連して「海を共有した韓国の憂慮が非常に大きい」と述べた。しかし、現民主党のように強力な反対の意思を明らかにしなかった。また、文前大統領は汚染水に関連して国際海洋法裁判所の日本提訴を検討するように参謀に指示したが、実際には提訴しなかった」
文氏は、大統領時代に反日の急先鋒であった。これが、どれだけ大きな混乱を招いたか分らない。文氏の5年間の足跡はすべてひっくり返されている。それだけに、「一矢報いる」という感情的行動に出たのであろう。
(4)「この日、国民の力の成一鍾(ソン・イルジョン)議員は、民主党に「来年3月24日、両党の立ち会いのもと、済州(チェジュ)沖で採水し放射能数値を検査してみよう」と提案した。民主党が日本の放流汚染水が7カ月で済州海域に到着すると主張したためだ。成議員は「嘘をついた方が国民の審判を受けるためには来年4月10日の総選挙の前には必ずやるべきこと」と話した。民主党は汚染水関連緊急議員総会を開き、日本産水産物の輸入禁止と韓国の水産業界への被害支援などを内容とする「福島原発汚染水対応特別安全措置4法」の推進を党方針で決めた」
「福島原発汚染水対応特別安全措置4法」なる日本への嫌がらせ「立法」は、野党「共に民主党」が最大議席数を占めるので、国会を通過するはずだ。だが、ユン大統領の拒否権にあうだろうが、余りにも政治目的優先が芬芬としている。目的のためには手段を選ばないのだ。


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