習近平中国国家主席は、韓国慶州で10月31日~11月1日に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席で訪韓の予定である。習氏が、最もお気に入りとされるソウル新羅ホテルは、中国側の「全館予約希望」によって他の宿泊予約や結婚式予約もすべてキャンセルを余儀なくされた。だが9月29日突然、中国側はこの「全館予約」を取消してきた。これにより、習氏の訪韓予定は消えたとみるべきで、その理由が焦点になっている。習氏の病気か政変か、という重大事態の発生を危惧するほかない。
『朝鮮日報』(9月30日付)は、「中国がソウル新羅ホテル『全館貸し切り』予約を一方的にキャンセル…韓国政府『何も知らない』」と題する記事を掲載した。これは、9月29日 TV朝鮮『ニュース9』の転載である。
10月、慶尚北道慶州市内で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には米国や中国など20カ国以上の首脳が集まる予定ですが、中国側の動きがあいまいになってきました。中国当局が客室数462室のソウル新羅ホテルを「全館丸ごと貸してほしい」と言ってきたため、同ホテル側は結婚式の予約まで一方的にキャンセルして同国の要求を聞き入れ、物議を醸しました。
(1)「私共の取材の結果、土曜日だった一昨日(27日)、中国大使館が突然、ホテル全館予約をキャンセルすると通知してきたことが確認されました。習近平国家主席の日程に変更が生じたのかどうか、韓国外交部(省に相当)もまだ詳しい状況を知らない状況です。13年ぶりとなる国際的な会議のためには多少の不便は甘受しなければなりませんが、今回の事案をそのまま受け入れ、やり過ごすのも不愉快な気がするのは事実です。今日のトップニュースはイ・チェリム記者の独自取材です」
9月27日、中国大使館が突然、ホテル全館予約をキャンセルすると通知した。習氏は、韓国では新羅ホテル以外に宿泊しないので、今回のキャンセルは習氏が「訪韓しない」という意味だ。同時に、宿泊予約取消しから、習氏の代理出席もないという意味だろう。これは、重大事態の発生と読むべきであろう。習氏の急病か、政変の勃発という緊急事態であることは間違いない。
(2)「(記者リポート)習近平主席が訪韓する話は、トランプ米大統領が現地時間の19日、通話内容を交流サイト(SNS)で公表したことで明らかになりました。韓国政府は、習近平主席のAPEC期間中における国賓訪問や韓中首脳会談を推進しています。(趙顕〈チョ・ヒョン〉外交長官〈9月16日〉)、「中国のAPEC出席はほぼ確実だとわれわれは聞いています」と発表した。特に、ソウル新羅ホテルが「11月初めの国家行事」を理由に結婚式の予約をキャンセルしたことから、習近平主席のソウル訪問も既成事実として受け止められています。これまで3回の訪韓で、習近平主席は新羅ホテルだけを利用してきました」
中国側は、9月中旬に習氏の訪韓を最終決定して新羅ホテルへの全館予約を行なったものとみられる。習近平主席は、これまで3回の訪韓で、新羅ホテルだけを利用してきた。このことから、新羅ホテルの予約を止めて他のホテルを予約したとも考えられない。
(3)「ところが、TV朝鮮が取材した結果、中国側が土曜日、突然ソウル新羅ホテルに対して全館予約のキャンセルを知らせてきたことが分かりました。中国大使館が、初めてソウル新羅ホテルにAPEC期間中の中国代表団の宿泊と全館予約を問い合わせてきたのは9月11日のことでした。ソウル新羅ホテルは内部で検討した上で即日、中国側の要請を受け入れることを決め、同日中に予約客に対してキャンセルの通知を開始しました」
中国側は9月27日、新羅ホテルに対して全館予約のキャンセルを通知した。韓国政府も知らない「寝耳に水」という事態だ。これは、習氏の身辺に重大事態が起こったことを示唆するものである。通知する時間的余裕が、なかったということだろう。
「それから16日後に、中国側が一方的に全館予約をキャンセルしたのです。韓国政界では「中国が突然、全館予約をキャンセルしたのは、習近平主席の動線変更と関連があるのではないか」という見方が出ています。韓国政府はソウルとは別に、慶州にも中国側の宿泊先を手配しています。韓国政府高官は、習近平主席のソウル訪問計画などについて、「何も知らない」と答えました」
韓国政府も、全く与り知らない事態の発生である。外交儀礼上、国家元首の訪問に関する宿泊施設の変更は極めて重大な意味を持つ。しかも、韓国側に事前通告がなかったことは、緊急事態の発生を示唆している。病気説と政変説である。


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経済ガタガタ引責で解任?
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