韓国は、対米3500億ドル投資問題をめぐって「喧嘩状態」になっていることがわかった。韓国大統領府のキム・ヨンボム政策室長は、得意気に「韓国を踏みつけたからといって踏まれっぱなしかだと思うな、踏む足もただじゃ済まない」と米国側へ言い放ったのだ。外交交渉のレベルを超えた「暴言」であろう。こういうやりとりを聞くと、韓国の反日言動は韓国にとっては、「朝飯前」という印象を受ける。言葉使が荒っぽいのだ。
『ハンギョレ新聞』(10月3日付)は「韓国を踏みつけたからといって踏まれっぱなしかだと思うな、踏む足もただじゃ済まない」と題する記事を掲載した。
韓国政府は、米国との関税交渉の最大の争点である3500億ドルの対米投資ファンドについて、20日あまり前に米国側に了解覚書(MOU)の修正案を手渡したことを明かした。返答はまだ来ていない。
(1)「キム・ヨンボム政策室長は10月2日に中央日報が報道したインタビューで、「建設的で詳細な修正代案を作成して米国側に手渡した」として、「まだ具体的な回答はないため、待っているところ」と語った。修正案は5枚の英文で、国内最高水準の法律家たちが作成にかかわったという。MOU修正案は先月11~13日に訪米したキム・ジョングァン産業通商部長官から米国のハワード・ラトニック商務長官に手渡された。キム室長は「私たちはできる限り忠実に交渉に臨んでいる」として、「(MOU修正案に続き)米国の要求に合わせるためには韓米通貨スワップ協定が必要条件だということまで伝えたが、返答はない」と語った」
韓国は、対米3500億ドル投資が米国の要求取りとすれば、米韓通貨スワップ協定が必要条件としている。
(2)「韓米の最大の争点である投資ファンドの構成については、キム室長は「韓国は3500億ドルをリミット(限度)概念と考え、そのうち多くても5%ほどのみがエクイティー(直接投資)で、ほとんどがローン(貸付)やギャランティー(保証)だと理解していたが、米国は『キャッシュフロー(現金)』と表現することで、実質的にはほぼエクイティーを要求してきた」と語った。キム室長は先月24日(現地時間)の米ニューヨークでのブリーフィングでも、同様の趣旨の説明をおこなっている」
「5%ほどがエクイティー(直接投資)」というのは、米国が用意するインフラ整備への投資という意味である。これは日本と同じである。米国は、それにもかかわらず100%の現金払いを求めているが、完全に米国の「吹っかけ」である。
(3)「キム室長は、交渉過程でのやや荒っぽいエピソードも紹介した。キム室長は「米国は韓米MOUと日米MOUの案を同時に送ってきた。『日本はこの案が良いと言っているが、あなたたちはなぜ反対するのか』というふうに迫られた」と説明した。また「非公式のルートでは『韓国を踏みつけたからといって踏まれっぱなしかだと思うな、踏む足もただじゃ済まない』というような言葉も行き交う」と語った」
米国は、明らかに韓国を揺さぶっている。韓国政権の中国寄りを快く思っていないことの表れであろう。韓国は、なぜこのことに気付かずにいるのか。問題解決の鍵は、対中姿勢である。
(4)「キム室長は、「多くのメッセージが米国側に伝えられている。いかなるかたちであれ、もうすぐ返答が来るだろう」と述べつつ、交渉の現状については「分水嶺」にあると評した。続けて「そうすれば、その後は少し真剣に座って話すことになるだろう」とし、「楽観するわけではないが、後にはハッピーエンドになるのではないか」と語った」
韓国は、対米交渉で机を叩いたり、「このままじゃすまにぞ」と言った暴力団まがいの交渉風景によって、米韓関係の寒々とした雰囲気を感じる。この状態で、「後にはハッピーエンドになる」と期待するのは、上辺だけのことだ。本心は、双方で冷え冷えとしたものだけが残るにちがいない。


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