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海上自衛艦が、米比海軍合同の演習に参加すべく台湾海峡を通過したが、中国は「嵩にかかった」高圧的発言で日本を非難した。台湾海峡は、公海である。他国船は、自由に通航できるはずだが、中国は公海でないと無理難題を持ち出している。イランと同じ振舞である。両国とも独裁国家である。同じ行動をするのであろう。「同じ穴の狢(むじな)」とも言える。これに強く反発する中国が、日本側に軍艦を送り、西太平洋で訓練を実施した。この軍艦は、日本の南西諸島の海域を通過したのだ。なんとも、児戯レベルの反応である。

 

『中央日報』(4月21日付)は、「中国、自衛隊の台湾海峡航行に対抗し日本海域通過…高まる軍事的緊張」と題する記事を掲載した。

 

中国の人民解放軍東部戦区の徐承華報道官は19日、微信(ウィーチャット)の公式アカウントを通じて、「東部戦区司令部が第133海軍部隊を編成し、横当水道を通過し、西太平洋海域で遠洋作戦能力の検証訓練を実施した」と発表した。徐報道官は「今回の訓練は、関連する国際法および慣行により実施した、計画された定例の年次訓練であり、特定の国家や目標を念頭に置いたものではない」と述べた。

 

(1)「横当水道は日本の南西諸島と西太平洋を結ぶ水路で、幅が約80キロメートルと狭い。中国軍は海軍の主力戦力である052D型誘導ミサイル駆逐艦「包頭」を訓練に投入したことが分かった。中国軍は定例訓練を名目にしたが、日本に対する武力示威の意味合いがあると解釈される」

 

横当水道は、約80キロメートルである。台湾海峡は、最も短い所で130キロメートル。中国は、台湾海峡を公海でないと言いながら、さらに狭い横当水道を通過している。この矛盾を感じないところが、中国一流の「エゴ」である。

 

(2)「中国軍事専門家の張軍社氏は、「中国東部戦区の対応措置は、(日本の自衛隊の駆逐艦の)正常な航行に対するものではなく、中国の主権と安全保障を脅かし『台湾独立』分離勢力に誤ったシグナルを送る日本の意図的な挑発行為に対するもの」だと、中国官営メディアのグローバル・タイムズに述べた」

 

公海は、いつでもどこの船が通過しても問題はないのだ。国際法には、そう記されている。

 

(3)「17日早朝、日本の海上自衛隊の護衛艦「いかづち」が台湾海峡を通過したことで、日中間の緊張が高まった。この艦艇は、20日から米国・フィリピンと共同の南シナ海で実施する年次合同軍事演習「バリカタン」に参加するため、台湾海峡を通過した。日本の自衛隊の艦艇が台湾海峡を通過したのは、2024年9月、2025年2月、6月に続き4回目で、高市早苗首相の就任後としては初めて」

 

公海通過に理由はいらない。自衛艦は、米比の合同海軍演習に参加のために通過したのだ。

 

(4)「中国メディアは、「いかづち」が台湾海峡を通過した17日が131年前の1895年に下関条約が締結された日であることに注目した。当時、清は朝鮮半島の主導権をめぐり日本と繰り広げた戦争で敗れた後、日本と下関条約を結び、台湾を日本に渡した」

 

中国は、日清戦争の記録を持ち出している。清国海軍は、日本海軍に大敗したが、その心の傷が今も疼いており、日本へ「いちゃもん」を付けたいのだろう。敗者の「繰り言だ」。

 

(5)「中国当局と官営メディアは、日本への攻勢を強めている。中国軍機関紙「解放軍報」が運営するソーシャルメディアのアカウント「均正平工作室」は、日本が中東問題に集中する米国をアジア太平洋地域の安全保障に引きつけておくために台湾海峡を通過し、意図的に挑発したと分析した。さらに、日本に対して「台湾問題に対する冒険的な行為は止めなければならない」としたうえで、「最後までかたくなに過ちを正さないのであれば、待ち受けているのは自ら放った火で焼け死ぬことだ」と警告した」

 

中国は、日本に向けて「自ら放った火で焼け死ぬことだ」と言い放っている。こういう下品な言葉を使うほど、追詰められているのだろう。お気の毒に。

 

(6)「中国国営の新華社通信も論評で「台湾問題は中国の中核的利益のなかの中核であり、日本の自衛隊の艦艇の挑発行為は、必ずや強い怒りを招くことになる」としたうえで、「日本は崖っぷちで手綱を引き、誤りを認め、正しい道に戻らなければならない」と主張した。日中対立は昨年11月の高市首相の「台湾有事における自衛隊介入の可能性」以降、おさまる気配をみせていない」

 

韓国メディアは、中国の剣幕に圧倒されている。これが、中国の常套句である。日本の「侍スピリット」では、こういう下品な言葉を使わないのだ。